専門スキルだけでは不完全!仕事で活躍するために必須の汎用スキル

スキルアップ

資格をたくさん取ったのだけどなかなか仕事で活かせない

どんな仕事にも通用するスキルってないかなあ?

そんな疑問にお答えします!

仕事ができる人になりたい!

と言って資格の勉強をしたり、仕事の本を読むなどした方の中で

 「でもできる人って違う」

と思ったことはありますか?

その違いの元は汎用スキルの違いであることが多いです!

逆に言えば、汎用スキルを身に着けることが、「できる人」への近道!

そこで、できる人への近道である汎用スキルについてこの記事では紹介します!

T.K.

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どこに行っても通用するスキル!それは「汎用スキル」

どこに行っても通用するスキルを汎用スキルと言います。

ポータブルスキル』とも呼ばれていて、職種や業界を選ばず使えるスキルです。

具体的には、コミュニケーション力、論理的思考、問題解決力等。

一見勉強で身につきにくそうだし、資格のような指標もない。

だから何を勉強すればよいか非常に分かりづらい!

T.K.3
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という事で、まずは勉強が必用な汎用スキルを絞ります!

汎用スキル・身に着けないといけないのはこれ

汎用スキルを調べると、交渉力、対人能力等様々なスキルが存在します。

しかし、その中で汎用スキルと言えば大汎用スキルと言われるものが多く紹介されています。

大汎用スキル

知識:物事について深く知る事。業界知識、一般知識等

技能:仕事をやり遂げるための能力。事務能力、リモートのためのIT知識等

思考力:頭を使って考える力。論理的思考、問題解決、判断力等

対人力:対人関係に発揮される能力。コミュニケーション能力等

マネジメント力:人やチームを活かす力。動機付け、タイムマネジメント等

口で言うのは簡単だけど、具体的に何ができればいいかが分かりずらいかも。

これらの要素を集約していくと根本的な要素はこの3つに集約されます。

PDCA

改善をする力、学習する力

論理的思考

筋道を立てて論理的に物事を考える力

コミュニケーション能力

人に伝える力、人の言っていることを聞く力。傾聴と伝達

知識や技能は、高度になるほどPDCAを使って、学び方や訓練の仕方を効率的に改善していきます。

思考力は、まさに論理的思考、対人力は、コミュニケーション能力になります。

マネジメント力はこの3つを総合的に使っていきます。

と考えると、まさにこれからご紹介する『PDCA』『論理的思考』『コミュニケーション力』がこれから学習していくべき汎用スキルになります。

具体的に紹介していきます。

PDCA

実は大汎用スキルのどれにも属していないのですが、プロジェクトの成功、自分の成長のために必要な学習や上達に必須のスキルの為、まず最初に紹介をしました。

PDCAとは

正式にはPDCAサイクルと言い、生産技術における品質管理の継続的改善手法のことを言う。

PLAN(計画)、DO(実行)、CHECK(評価)、Act(改善)の4段階を繰り返して業務を改善する。

PDCAを使うメリットは以下のとおり

目的と実行計画を定めることで集中して取り組める

数値化した目標を設定し、実現する方法を練ってから実行するため、やるべきことが明確になり無駄を省ける。

得られた検証結果から改善すべき点が見つけやすい

何故達成できたか?何割達成できたか?何が悪かったのか?が見える。

改善・成長し続けることができる

改善から再計画までの流れがスムーズなため、継続的に改善が可能

本来のPDCAサイクルの考え方

一定のプロジェクトにおいて成功は必須条件です。

その必須条件のプロジェクトにおいて、計画を練って実行している時にその計画とずれている可能性はあるので絶えず振り返り修正を加え、絶対に成功に導くための手法、それがPDCAサイクルです。

PDCAの各パーツについてはそれぞれの役割と注意すべき点があります。そちらをまとめると以下のとおり。

要素要素の説明注意点
P Plan目標を設定し、業務計画を作成する段階
やりたいことを見つけ、その目標に

おける情報を収集し対策を考え、
計画を立てる。
振り返りができるよう設定する
ことがポイント
頑張る、やる等あいまいな
目標設定はNG
D Do計画を実行する段階
問題解決の対策が見つかったら試す。
有効または無効をメモしておくと
Checkの時確認しやすい。
C Check計画に沿って出来栄えを評価する。
Planの時の予測と比較、分析、

解決策の有効可否を確認する。
感想はNG。
『できてよかった』ではなく

何故できたか?何故できなかったか?
を調べることが必要
A Act結果を検討し、業務の改善を行う。
ずれていたら即改善!

このサイクル、プロジェクトに限ったことではありません。

例えば、何かの学習、例えば試験を伴う学習をする時にも同じ構図で回していくことができます。

何か訓練する時も同じ進め方で上達を目指すことができます。

『目標設定』はPDCAのPである

仕事に大切な要素として『目標設定』と言うものがあります。

目標設定は、例えば、10年後、5年後等先に自分はどうなっていたいのか?そのために1年後、1か月後の短気で何を達成してくのか?というプロセスも含めてゴールを決める作業です。

この目標設定も後で振り返る、成功に導くなど考えながら進行することを考えると、PDCAサイクル『P』の部分に該当します。

目標設定も『PDCA』ができればできるようになります。

汎用スキルとして例に出されているどのスキルにも属さないのですが、何かを上達するうえでも、何かを完遂するうえでも必要であるどの仕事にも必要なスキルの為最初に紹介をしました。

論理的思考

大汎用スキルの中で言うと『思考力』や『マネジメント力』に大きな影響を与えます。ここを鍛えていくことで、思考力の中の他の項目や、マネジメント要素も応用を利かせることができます。

論理的思考とは

論理的思考とは以下の能力として捉えられる。

1.道理や筋道に則って思考を巡らせて結論を導く。

2.複雑な事柄を分かりやすく説明できる。

難解な問題に直面しても筋道を立てて問題解決のアプローチができる。

人に説明する時、矛盾なく説明ができる、または人がまとめきれない話を筋道を立ててまとめる事ができます。

このような能力を言います。

それって頭いい人しかできないですよね

論理的思考もスキルの1つ!誰でも身に着けられる技術なのです。

代表的な基礎的技術を2つ程紹介します。

大基礎!三角ロジック

三角ロジックとは『データ』『論拠』と言った理由の部分と『結論』の3つの要素で筋道を立てて考える手法です。

『データ』や『論拠』は『結論』を導くための証拠(事実)になるためこの上なく筋道の通る考えができる。

例えばアメリカドルが113円~115円を推移していたとします。『いつ買うと得か?』という質問を受けたとします。

論法は以下のとおり

【データ】113円~115円で推移

【論拠】安く買って高く売ると儲けが出る

【結論】113円で買うと得

【データ】【論拠】【結論】で物事を考える三角ロジックは一見難しくないけど、身に着けると使えるスキルの為、練習して憶えると得する論理的思考の技術です。

ピラミッドストラクチャ

ピラミッドストラクチャとは、自分の伝えたい主張とその根拠となる事実を図式化する方法です。

私の主張は●●です【結論】

その理由は1〇〇、2〇〇、3〇〇【論拠】

その理由の根拠は…【データ】

このように考えていくと頭の中で整理が非常にしやすくなります。

例を挙げてみます。

Aさんはそばが好です。【結論】

理由は、「安い」、「早い」、「健康に良い」からです。【論拠】

「安い」は、他のレストランは1食700円に対し、そば屋は350円です。【データ1】

「早い」は、他のレストランは平均所要時間1時間に対し,そば屋は10分です【データ】

「健康に良い」はそばは繊維、カテキン、ミネラルを含んでいます。【データ】

とても簡潔に要をついて考えたり説明ができるため、ピラミッドストラクチャも習得いただきたい技術になります。

ここでのポイントは、図示化です。

ほかにも図示化することで、難しい問題も簡素化可能です。

なお、論理的思考を使ってプレゼンを成功させる方法についてこちらの記事にまとめました。参考にご覧ください。

コミュニケーション力

コミュニケーション能力は相手との会話能力です。

押さえるべき技術は3つあります。

押さえておくべき話し方の基本

傾聴

伝達

順に説明してきます。

押さえておくべき話し方の基本

ビジネスにおいて絶対に外してはいけない「押さえておくべき話し方の基本」を紹介します。

1.主語は必ず!

2.話を飛ばさない!

3.相手に合った話し方をする!

4.結論が先!

主語は必ず!

話をする時主語は必ず入れてください。

自分は主語が頭にあるのでついつい忘れがちです。

主語がないと相手は何のことを話しているか分からず会話が成り立たなくなります。

主語は必ず入れてください。

話は飛ばさない!

話は飛ばさず丁寧に話してください。

自分の中ではストーリーが目まぐるしく回っている時ついつい、言葉が置いてかれ勝ちです。

話を飛ばしてしまうと、話の脈絡が相手に伝わらず相手は困ってしまいます。

話は丁寧に飛ばさず相手に伝えましょう。

相手に合った話し方をする!

相手に合った話し方をしてください。

自分や自分の仲間の中では常識でも年代や文化の違う人達には初耳の新鮮なものかもしれません。

相手には全く分からない、または間違って伝わってしまう可能性があります。

相手に合った話し方をしましょう。

結論が先!

話は結論が先です。

特にビジネスではそうなのですが、皆さん忙しいです。

手短に相手に要点を理解してもらい話の筋を想像してから理由を話す癖をつけないと、途中で「で結論は?」と言われてしまう可能性があります。

話は結論が先!鉄則です。

押さえておくべき傾聴

傾聴は相手の言いたいことを正確に捉えるだけでなく、相手に聞いていることをアピールすることで関係構築をさらに深くすることができます。

聞くことをアピールすることにより相手は自分を「話を聞いてくれる人」と認識します。

人は自分の話を聞いてくれる人に対しては、自分も話を聞こうと思うもの、聞くアピールによって関係性がぐっと良くなり、自分の言うことも受け入れてもらいやすくなります。

相手の言っていることを捉えるとともに相手に聞いている事をアピールする手段は以下の手法になります。

うなづきや相槌

「はい」「いいえ」「うん」「なるほど」と言った相手の言っていることに対してのリアクション

事実のフィードバック

相手の言っていることをオーム返しします。

相手の言っていることを確認できるだけでなく、相手も聞いているリアクションとしてとらえてくれます。

感情のフィードバック

相手の感情に寄り添い、「それは辛かったね」とか「そういう気持ちになったのだね」と言うことを伝えます。

人は共感をしてもらうとうれしいものです。

要約する

相手の言いたいことを確認する行為です。

相手の言いたいことを確認するだけでなく、相手も自分が言ったことを理解してくれたかを確認することができます。

傾聴も技術です。こちらの技法を使って、言いたいことの理解と聞いているアピールをしていきましょう。

押さえておくべき伝達

伝達は正確に相手にこちらの言いたいことを伝えます。特に仕事では、伝達のずれは大きく今後に影響します。

相手に伝えたいことを感情に左右されず、正確に伝えることが仕事では必要です。

正確に伝えられないと、話がずれてしまい、気が付いたらとんでもない方向に進む可能性もあります。

特に人間は感情の生物なので、言いたいことや感情的になる事があります。

そんな感情に左右されず、言いたいことを正確に伝える方法にも技術があります。

DESCの法則と言います。

DESCの法則

D Describe(事実の描写)

E Explain(説明する)

S Specify(提案する)

C Choose(選択する)

順に説明します。

Describe(事実の描写)

感情を一切入れずに客観的な事実のみを伝えます。

感情はその人だけが持っている物なので、相手はそう思っていないかもしれません。

特に怒っている時に怒りの感情をぶつけると話はまとまりにくくなります。

例えば、デートに10分遅れても10分遅れた事実のみ伝え、それに対しての貴方の感情は伝えてない。

客観的な事実のみ伝えます。

Explain(説明する)

ここでは、感情を説明します。ただし、怒りの感情だけは除きます。

怒りの感情は2次感情の為、怒りを誘導する感情がその元に有ります。

例えば、「悲しい」とか「辛い」等…。

ここでは怒りの感情を除く感情を説明します。

Specify(提案する)

自分の求めている具体的な行動を相手に要求します。

具体的と言うのがポイントです。

「誠意を見せてください」だと相手は何をしたら誠意を見せられるのか分かりません。

例えば遅刻が多い人に対しては「遅刻をする時には連絡をください」等具体的な行動を要求してください。

Choose(選択する)

ここでは「Yes」か「No」のみで選択を迫ります。

注意点は、Noの時にまた「提案に戻らない」ことです。

例えばNoの場合に、〇〇をして欲しいというと相手にそこでまた「Yes」「No」の選択肢を作ってしまいます。

よって、ここでは、「Yes」ならこうします。「No」ならこうします。と決めてしまい、それ以降の選択肢を示さないようにします。

なお、コミュニケーション、特に伝え方ついては、資格も存在します。その資格を含めこちらの記事でその技術について紹介をしています。興味のある方は参考にどうぞ!

まとめ

この記事では、どの業界・どの会社に行っても、通用する汎用スキルを習得したい方に向けて、具体的に何を学習すれば良いか、またそのための技術について書きました。

まず、汎用スキルの代表的なものとして、大汎用スキルと言うものがあります。

具体的には、「知識」「技能」「思考力」「対人力」「マネジメント力」になるのですが、社内研修をしていてその技能を伸ばすためには具体的に以下の3つのスキルを伸ばすと良いです。

1.PDCA

Plan Do Check Actionの略で計画を立て、振り返り修正をしながら成功に導いていく手法です。単に仕事の成功だけでなく学習においても、有効な手段の為、ぜひ憶えて欲しい技法になります。

2.論理的思考

筋道に沿って考える、複雑な事を簡単に説明する技能ですが、こちらにも憶えればできる技術になります。

1つは、三角ロジックになります。「結論」とそれを導く証拠としての「論拠」「データ」の3つを組み合わせる技法です。

もう一つは図示化になるのですが、今回の記事ではピラミッドストラクチャという技法を紹介しています。

3.傾聴と伝達

聴くという事、伝達する事にも相手の信用を得る、正確に仕事を進める役割があります。

聴く方法もうなづき、フィードバック(2種類)、要約のを心がけるだけで正確に相手の言いたいことを理解するだけでなく聞いているアピールができて相手の信用を勝ち取ることができます。

伝達は感情に左右されない正確に伝える技法として「DESC」の法則を紹介しました。

この記事が皆さんの汎用スキルの習得に少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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