こんにちは T.K.です。
9社の経験、全ての会社で人事、採用を担当しています。様々なステージの会社でエージェント等採用ツールの使用、選考する立場で候補者を見る経験があります。
成果を出しても評価されない会社もありましたが、転職によりその悩みを解消しました。
この記事では、自分が成果を出したのに評価がされない原因とその時の考え方の一例を用意しました。
今いる会社では頑張ったら報われるのか不安な人
成果を出しているのになかなか個人評価を受けていない人
特に出世欲がなかったり、ワークライフバランスを重視する方には特に影響はありませんのでこの記事はあまり参考にならないと思います。
この記事では
1.成果を出しても評価をされない原因
成果を出しても評価をされない原因をいくつか紹介します。中にはどんなに努力しても解消できない原因もあります。
2.その時の考え方と行動すべきこと
成果を出しても評価されない場合、具体的に自分は何をすればよいか?について経験をもとに紹介します。
成果を認めてもらえないと思った時に、その原因の考察と今後の行動指針について参考にしていただければ幸甚です。
では、始めます。
成果を出しても評価をされない原因

成果を出しても評価をされない原因をいくつか紹介します。中には努力をしても解消されないものもあるし、考え方を変えれば簡単!というものもあります。
主な原因は以下の通りです。
1.上司、会社の価値観と合わない
2.コネ、親会社の意向
会社の価値観と合わない
会社により価値観は様々です。
例を1つ挙げます。
A社は売り上げた人を評価し、B社はお客様との関係構築を評価したとします。
売り上げをあげるのが得意なCさん
A社では「売上」がメインのため、評価されます。
B社では「関係構築」がメインのため、売り上げの上げ方によって評価されず、自分より売り上げが低いDさんの方が評価が高いこともあります。
価値を何に置くか?は会社により様々です。自分の得意な分野が評価の対象とは限りません。
上司も同じです。
会社によっては、上司は専門家を配置する時もあるし、ゼネラリストを配置することもあります。
特にゼネラリストを配置する時は、上司が素人であることも多く、専門家でも背景が異なる場合、貴方の成果を認めないことはよくあります。
コネ、親会社の意向
大きく言うと2つのパターンがあります。
1.大きな会社の子会社なので、転籍で上司が親会社から出向してくる
上席の席は常に親会社からの転籍者に用意されているので、その会社へ直接入社した人にチャンスはほぼありません。
2.歴史ある会社なのでコネが大きいです。コネがないと上には行けない場合あります。
『彼は〇〇のお子さん』という昇格理由、表向きではないため、無理に成績を良く設定したり、場合により同期の成績を故意に下げることがあります。
正直、これができる会社は、大きい会社や歴史ある会社なので、安定しているところは多いです。
野心がある人はさておきワークライフバランスやそこまで出世に興味がない人には良い環境だと思います。
その時の考え方と行動すべきこと

先ほど申した通り、上記のことがあっても、特に出世欲がなく、ワークライフバランスを重視する方には会社が円滑に運営され給与が確実にもらえるため、気にすることはないと思います。
しかし、評価が認められないことに不満のある方は以下の方法を試してみてください。
1.成績を上げるため更なる努力を行う
2.自分の適性を確認する
3.スキルを上げる努力をする
成績を上げるため更なる努力を行う
これを実勢するメリットは2つあります。
1.実力のレパートリーが増える
自分の専門分野以外の価値でも評価を受けるための努力をすることは決して無駄ではありません。
結果として会社や上司に認めらえるかもしれませんが、もし認められないとしても、自分の能力のレパートリーは増えます。
私自身、得意分野の専門性スキルの知識だけでは認められず汎用スキルも鍛えた結果、様々な会社でそのスキルが役立っています。
努力の結果、実力のレパートリーが増え、能力の引き出しが増え、今の仕事に役立っています。
なお、「専門スキル、汎用スキルって何?」という方はこちらの記事を参考にご覧ください。
市場価値を上げる専門スキル、汎用スキルについての記事です。
2.転職に有利になる
自分の成果を増やしてく事は、自分の経験と職務経歴書に書く成果を増やすことに繋がります。
もし、どうしても認められない場合は「転職」をするという手段を使うことができます。
今一社で最後まで就労する時代ではありません。転職は普通になってきました。
今の自分の成果を認められないなら見つめられる会社に異動することも一種の手段です。
その時に売りがないと転職は難しいです。しかし売りがある場合、転職により自分の職位と年収を上げる事も可能です。
そこで大切なのが、成功事例とその再現性です。再現性は直接自分で経験することが一番の近道です。
私もそうして年収と職位をアップさせてきました。
よって、「他社に異動する」手段も想定し、成績を上げることは有効です。
自分の適性を確認する
自分の適性と合わない考え方や努力を行っていた場合、努力の成果は出にくいです。
よって、自分の成果が出やすい努力はどのような努力、どのような考え方かを確認する必要があります。
これは決して、「営業が合う」というものではなく、「営業スタイル」を確認する意味合いのものと思ってください。
一番良いのは「キャリアアンカー」を確認することです。
自分の譲れない考えの元「自己概念」を確認し、会社の中でその考え方や働き方でも成果として認められる事ができるかを確認してみましょう。
もちろん、合えば努力していきましょう。その自己概念は会社の趣味とは合わない場合、「転職」も視野に入れることができます。
この「キャリアアンカー」を知ることは「転職」をするとしても転職の軸を確立するのに良いツールになりますので、有効になります。
自分の適性は確認することが有効です。
「キャリア」及び「キャリアアンカー」の解説と自分に合った「キャリアアンカー」の見つけ方を紹介します。
自分のキャリアを相談したいと思った時、以下のサービスへの相談もありと思います。
自己分析をプロとするなら『mentors』
キャリア相談のみのサービスです。上司でも友人でもないため利害関係なく純粋に自分の今後について相談できます。
人生に向き合うキャリアコーチング【マジキャリ】
性格診断やキャリアの棚卸しから始めるので、ズレのない 理想のキャリアへの具体的なアクションが設計できます。
スキルを上げる努力をする
特に「転職を想定して」という形になりますが、自分のスキルを上げる努力をします。
「会社の常識=社会の非常識」と良く言われますが、一社での常識は他の会社からすると通用しない場合も良くあります。
そうならないために常より自分の職務について勉強をしてスキルを上げる努力をします。
具体的には「資格の勉強」が効果的です。資格の勉強は専門スキルが多いのですが、汎用スキルも学べる場合もあります。
自分に合ったスキルは何か?を「キャリア」とも相談しながら決めて、一般的に通用するスキルを磨いていきましょう。
働きながら資格取得!忙しくて時間がない!キーワードはスキマ時間
スキマ時間を使って効率的に資格を取るための方法やお勧め教材について書いています。
まとめ

今回は仕事の成果を会社で認められない方に向けて記事を書きました。
認められない場合はいくつかのパターンがあります。
会社の文化や上司の趣向、親会社がある所では親会社から上司が転籍してきたり、誰かのコネのある方に椅子が用意されている等様々です。中には、どのような努力をしても昇格昇進をする機会が訪れない場合もあります。
対策として1つ目は努力をするのですが、単に会社で認められるという視点ではなく、転職に有利にするという視点も持つと努力の結果選択肢が広がります。
また、自分が働くにつけて譲れないものの確認や一般的に認められる資格取得という方法でのスキルアップの勉強も、選択肢を広げるという意味では有効です。
この記事が皆さんの考え方の参考になる事を願います。
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