許されるなら、部下との面接をお勧めします。
管理職として転職をする際、最初から部下が付きます。
リーダーとしての力が問われるため、自分1人の成果で評価されるわけではありません。
どんなに自分が頑張っても部下次第で大成功も大失敗もあり得ます。
ここでは、管理職としての転職成功を左右する部下との面接について記事にします。
部下が自分の成果を左右する
成功はトップの指導力が大きな要素であることは確かですが、部下も大きな要素たり得ます。
〇部下が優秀
〇部下が協力的
これらの要素がない場合、優秀な管理職でも、成功は困難です。
映画で見る「落ちこぼれ」を再建する話も部下が協力的になり、上司は部下の優れた部分(優秀な部分)を伸ばして成り立ちます。
自分の成功にとって部下はどれだけ重要な要素かという事をまずは認識しておくことが大切です。
転職者にとって部下は頼る先輩だけど注意をして臨まないと身を亡ぼす
転職をしたての時期は会社についての知識はありません。
特に会社の文化や独自のやり方、他部門のトップに対する作法は知らないで臨むと地雷を踏みます。
だから、決断の前に知っている人に聞くことが必要です。
上司に聞こうとしても、「上司は社長や役員しかいません」と言う方は部下に聞きます。
そういう意味で部下は頼る先輩です。
しかし、部下も他部門トップと同じく、地雷を踏んではいけない存在。
部下とは仲良くしたいものです。
しかし、管理職を外から招く場合、「知らなかった」では済まされない失敗を招く場合があります。
その原因を3つ紹介します。
かつての上司が定着しなかった
外から管理職を招いた場合、面接時に説明はあれど、何度かそのポジションで採用失敗の可能性があります。
その場合、部下たるメンバーは「またかよ」とか「今度は続くの?」と言う疑いが選考するもの。
以前の方の失敗の借金を背負った状態からスタートします。
まずは、以下の努力が必要。
〇マイナスからの関係性の構築
〇実力を見せつけて、部下の安心を得る
失敗すると部下からの突き上げや非協力により自分の立場を危うくします。
社歴の長い女性社員
社歴の長い女性社員はとても頼りになるし、実際会社での力もあります。
しかし、自分より実力のない人に対して非常に冷たいです。
自分より能力が高いと認めないと、自分が頼りメリットを感じません。
もし、関係構築に失敗すると、以下のデメリットがあります。
〇協力が得られない
〇良いようにその人の雑務を押し付けられる
〇場合によっては居られなくなるようないじめを受ける
非常に実力も社内でのパワーも有るので、立場上上司でも、目を付けられたら会社で生きていけません。
部下が地雷
部下自信が地雷であることがあります。
誰も制御できない厄介者だった場合、下手に管理職となってしまうと、マイナスな事しか起こりません。
地雷たる人は、マイナスになる割に妙に頭が良く会社への執着心も強いです。
だから、罰することは非常に難しく、管理することになった人の神経が削られます。
面接時部下との面接を行うメリット
自分の部下から面接を受けることに抵抗感を持つ人は居るかもしれませんが、大きなメリットが3つあります。
〇部下との関係構築
〇部下の特性を知っておく
〇地雷があるかの確認
実際、入社以降の成功の可能性はぐっと上がるし、「入らない」選択肢を選ぶヒントにもなり得ます。
もし、面接時に許されるなら部下との面接は実施しましょう。
部下との関係構築
「部下の面接を通る」という事は少なくとも部下に認められたことになります。
部下に認められた場合と半信半疑の場合では、入社時の情報量、部下の動きが全く異なるものです。
逆に認められなかった場合、落とされる可能性もありますが、入社後の「難」は避けられます。
入社後の成功・失敗に大きく関わる為、部下との面接は有効です。
部下の特性を知っておく
ハイクラスで入る人は、面接で人を見ている人も多いと思います。
ご経験がある方であれば、確かに面接を受ける側でありつつ面接ができるためメリットが大きいです。
入社前に部下の特性を把握しておくことで入社前から組織運営の仕方をイメージできます。
入社後のスタートに大きな差が出ます。
地雷があるかの確認ができる
部下との面接で部下が地雷だった場合、面接は非常に有効です。
「会社に入社しない」選択肢が選べるから。
部下が地雷だった場合、入社後に地獄を見ることになるし、場合により細かく職歴を刻むことになります。
しかし、事前に知らなければ、この悲劇は避けられません。
特に面接時、面接官は基本隠すし、場合によっては知らない場合もあります。
だから、自分にとって地雷たる人がいるかを確認できる事は大きなメリットになります。
メンタル疾患の方、とりわけ攻撃的な人は面接時に判断が出来ない場合があります。
本人は意識していませんが、最大の地雷たる攻撃的メンタル疾患の人は面接時に隠せるものです。
社内で皆が被害に遭っているので「社内」では有名な人も、何故か面接では分からない。
むしろ、「積極的」「優秀」と言う評価になる場合が多いです。
このような部下にあたってしまったら、もらい事故に遭ったと思うしかありません。
まとめ
ハイクラスの転職の際、チェックすべきことの1つとして部下との面接は大切であることについて書きました。
管理職の成功は部下の活躍が大きく影響します。
特に中途で入社をした場合、部下は自分の監督する相手ではありますが、頼るべき先輩である事も事実。
しかし、部下は自分に対して不安があるかもしれないし、場合によっては身を亡ぼす地雷になる場合も。
だからチャンスがあれば部下との面接は希望すべきです。
部下との面接で、先に関係性を持っておけば有利だし、だめだと思えば「会社に入らない」選択も選べます。
コメント