早期退職のプレッシャー!でも踏切る前に確認してほしい事

50代~転職

会社で早期退職の案内があった

自分も早期退職の対象年齢になった

何より会社の居心地が悪くなった

自分は必要無いと言われているのかな

早期退職・・・手を挙げようかなあ?

手を挙げる前に一度確認をお願いします。

早期退職によって会社での生活はリセットされますが、貴方の人生はリセットになりません。

自分が今後生きていくかの確認や準備なしでは、その後の人生に大きなリスクとなります。

この記事では、早期退職をしないほうがいい人、早期退職をするための準備について書きました。

早期退職をする前にご確認ください。

早期退職のメリットとデメリット

『早期退職』は会社を通常の定年より早く辞める事です。

その『メリット』・『デメリット』は以下の通り。

メリット

〇退職金のある会社は退職金の割り増しがある

〇再雇用の支援がある

〇失業保険も優遇措置がある

本来働けた年齢より早く、会社を助けるために退職したため、優遇措置は複数あります。

会社によっては金銭的な物だけではなく、次の職探しの支援もあります。

デメリット

〇転職の難易度が高い

〇安定した仕事のパターンを変えないといけない

〇給与等条件が悪くなる可能性が高い

〇家族との関係悪化もあり得る

一方で、実際に転職を受け入れる側も慈善事業ではないので、メリットを最大限求めます。

『自分のメリットになる人』に『安価で働いてもらう』ことが前提なので、条件は当然厳しいです。

それが原因で家庭崩壊…なんてリスクも実際にはあります。

早期退職はやらない方が良い人

『早期退職』は人生の終わりではありません。

人生再スタートを切るチャンスとと言えば聞こえは良いですが、自分で次の道を探す必要があります。

リスクが大きいので『早期退職』に手を挙げないほうが良い方がいるのも事実。

そんな早期退職を避けたほうが良い人は以下の3つの項目に当てはまる人です。

〇安定した生活を好む人

〇転職をしてこなかった人

〇自分の強みが言えない人

安定した生活を好む人

安定した生活を好む方は変化にストレスを感じます。

環境が変わることで『慣れた』ものがすべてリセットされます。

以下に挙げる全てのものを捨てて新しく覚えなければなりません。

〇慣れた職場環境

〇慣れた仕事のやり方

〇慣れた文化

〇慣れた人間関係

〇慣れた生活のリズム

この作業を『苦手』と思う人は早期退職は待った方が良いです。

転職をしてこなかった人

今まで1社で活躍をされてきて、『転職の経験がない』人に早期退職は自殺行為です。

日本の文化は『年功序列』『終身雇用』のため、1社が長い人は価値がありますが、長すぎても価値は下がります。

特に1社しか経験がない方、10年以上1社のご経験と言う方はそのあとの適応力に疑問を感じられがち。

書類選考の段階で落とされる可能性も高いです。

実際に入ってからも環境の変化についていけず、1年~2年で転々とする事例もあります。

転職をしたことがない人にはリスクが大きいので、『早期退職』はお勧めできません。

自分の強みが言えない人

自分の強みが言えない人は早期退職の後工程でかなりの苦戦をします。。

多くの人は、一部の例外を除き、早期退職後も働いてお金がなければなりません。

その場合の選択肢は『転職』または『起業』になります。

どちらを選んでも『コネ』と『強み』が必要です

コネの有無に関わらず、会社は自分の会社に得のある人としか契約を結ばないので、特に『強み』は大切。

アピールができない人を採用する会社はありません。

早期退職に踏み切る前に準備する事

早期退職をしないほうが良い人に該当しなかったとしても、即動くのは危険です。

その前に一定の下準備が必要!

早期退職に踏み切る前に事前準備をしておきましょう。

必要なことは以下の3つです。

〇お金の貯蓄を考える

〇家族の了解を得ておく

〇キャリアを考える

お金の貯蓄を考える

早期退職をすると確実に言えることは収入減が無くなるということ。

次の転職先または、起業が安定するまでは収入減を失います。

もし、成功したとしても、今までの収入が確保できるとか限りません。

だから、いざと言うときのためにお金の貯蓄を開始、または確認をしましょう。

もしものことが起こっても、生活ができる水準のお金の確保が必要です。

家族の了解を得ておく

早期退職はリスクが高いです。

環境と収入元の安定が無くなり、再構築できるか分かりません。

自分1名の人生なら、成功しても失敗しても良いのですが、家族がいる方は家族を人生も犠牲にしかねません。

だからこそ、踏み切る前には家族への相談は不可欠。

今後のプランも含め家族と協議し了解を得る必要があります。

キャリアを考える

早期退職後も稼ぎ続けないといけません。

自分のキャリアを考えることは在職している今よりも差し迫った課題になります。

〇転職、起業

〇今後どのような仕事軸でキャリア構築をしていくのか

〇自分のできる事としたい事

等を考えていく必要があります。

次のキャリアを探す方法

早期退職後、様々な選択肢があります。

例えば、『趣味に生きる』『アーリーリタイヤで隠居』等…ですが、多くの人は稼がないといけません。

だから、キャリアを探していくことになります。

キャリアの探し方は『別の会社に転職をする』か、『自分の会社を作る』かの2つだけ。

それぞれについて説明します。

転職する

次の職場を探す行為が転職です。

『早期退職』は転職理由としては一般的になりつつあるため、通常の退職と何も変わる事はありません。

退職理由も『早期退職制度に応募しました。』というのは違和感なく聞き入れられます。

転職をする場合は、一般的な転職活動を行うのと同じであると理解ください。

その際、成功の為必要な事は大きく3つ

〇自分の強み(専門性を見つける)

〇妥協しない

〇転職の落とし穴に気を付ける

40代~50代の方を求める会社はその人の経験スキルを求めます。

だから、自分の専門性をアピールすることが必要です。

『もう年だし』と思い妥協すると、却って合格率を下げ、入社しても活躍が難しくなります。

自分の専門性を十分発揮できるところを求めましょう。

また、時代が変わっているので今までの常識のまま臨むのは命取り。

面接における落とし穴に注意しましょう。

☟転職の方法について詳しくは別の記事に纏めました。興味がある方は覗いてみてください。☟

起業する

自分の会社を作る起業も1つの方法です。

起業をするのは今までの雇われている立場から変わります。

今まで経験してこなかったメリットが得られる反面今までより厳しいリスクもあります。

起業のメリット

〇やりたいことが自由にできる

〇高収入の可能性がある

〇税制の優遇がある

〇定年が無くなる

特に早期退職の時期になると考えるのが、『定年』

定年が60歳の会社にいると、年金受け取りまでの5年の収入減を心配することになります。

年金受け取りの年齢になっても満足に暮らせるお金は手に入りません。

ただし、税金は容赦なく襲い掛かってきます。

だから、定年が無く、収入増のチャンスがあり、『青色申告』等税制の優遇がある起業は魅力的です。

起業のデメリット

〇失敗のリスクがあり、失敗は何も得られない

〇収入の保障がない

〇開業に金がかかる

〇税や社保の手続きなどの手続き関係は全て自分で行う

〇自分で客を見つけないといけない

一方で起業は誰の助けもありません。

今まで会社が用意しておいてくれた事務所、PC、備品はなく自分で用意します。

年末調整等も誰もやってくれないので、全て自分でやらないといけません。

当然自分の仕事は自分で準備する為、取引先や金の稼ぎ方も全て自分で考えて獲得を目指します。

成功も失敗も全て自分で責任を負うので、失敗した時は収入はありません。

会社勤めのように月に1度は必ず収入が入る世界とは別物です。

企業はいわばハイリスク・ハイリターンの世界に身を置きます。

副業スタートも一つの手段

『いきなり起業は恐い』と言う人はまずは副業から始めていくのも手です。

今の会社で就労しながら、徐々に自分でお客様を得たり1人で仕事をすることを憶えます。

副業でも、会社以外の収入があれば『確定申告』等はやらないといけないので税金の計算等も学習することに。

会社の合間の時間で行わないといけないので、仕事時間もせいぜい1日1~2時間程度です。

スモールスタートで在籍中に起業の準備を行い、早期退職に備える事も一つの賢い選択枝と言えます。

と言ってもどのようにスタートを切っていいか分からない

と言う方、最近は40代後半からのキャリア相談をしてくれるところも出てきました。

以下1社ご紹介するので、もし気になるようでしたら確認してみてください。

40~50代特化:複業/転職/起業のキャリアコーチング【ライフシフトラボ】

まとめ

早期退職をしたくなった時に考えるべきことについて記事にしました。

早期退職を迫られていると感じがちですが、早期退職に適さない人は手を挙げてはいけません。

また早期退職を考える際に、事前にやらないといけない事があります。

やらないといけないことはいくつかありますが、退職後も自分たちは生きていかないといけません。

特にキャリアは十分考える必要があります。

キャリアの再スタートなので、『何から始めたら分からない』と言う方は自己分析から始めましょう。

自己分析の仕方はこちらの記事を参考にしてみてください。

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