40代。キャリアの折り返し地点。
会社では中堅から管理職、後輩の指導も任されるようになっているかもしれません。
でも、ふとこんな気持ちが湧いてきませんか?
会社は「雇われる」場所。与えられた役割や成果目標に応えるのが仕事です。
そこに自分の「やりたいこと」や「好きなこと」が重なるとは限りません。
そんな中、「副業」が頭をよぎるのは自然なことです。
とはいえ、時間・体力・家族・本業への影響を考えると、なかなか踏み出せない…。
この記事では、そんなあなたのために、
「40代で副業をやるべきか、やらぬべきか」を整理するヒントをお届けします。
「転職」と「副業」はどう違う?目的とリスクの見極めを

今の環境を変えたいと思ったとき、真っ先に浮かぶのが「転職」。
でも、転職と副業は、似ているようで実はまったく性質が異なります。
比較項目 | 転職 | 副業 |
---|---|---|
主な目的 | 働く環境そのものを変える | 自分の裁量や可能性を広げる |
リスク | 成功するまでの空白期間がある/職場になじめない可能性/ 不本意な退職で無職になる可能性も! | 本業と並行できる/収入の変動が小さい |
主導権 | 相手(企業)に選ばれる | 自分で選び・作る余地が大きい |
効果 | 組織内のポジションが変わる | 個人としてのキャリア軸が増える |
つまり、転職は「環境を変える手段」、副業は「自分の軸を育てる手段」です。
たとえば、
「今の仕事は嫌じゃないけど、もっと裁量を持って働きたい」
「社外に通用するスキルが欲しい」
そんな思いがあるなら、副業はとても相性がいい方法です。
転職は最終手段として残しつつ、まずは副業で自分の可能性を広げてみる。
そんな“緩やかな変化”を選べるのも、今の時代ならではの柔軟なキャリアの築き方です。
副業に向く人・向かない人の違いとは?

副業に向いているかどうかは、スキルや職種だけでは決まりません。
もっと大切なのは、
「なぜやりたいのか」という目的と、
「どんな気持ちで取り組むか」という姿勢です。
ちなみに、向いている人の特徴は以下の通り
〇自分の興味や関心があるテーマがある
〇最初から収入にこだわりすぎず、経験やスキルアップも目的にできる
〇小さく始めて、継続する覚悟がある
〇本業や家庭とバランスをとる意識がある
逆に、向いていない人は以下の通り
〇今の不満やストレスの「逃げ場」としてしか見ていない
〇とにかく早く稼ぎたいという気持ちが強すぎる
〇やること・続け方が曖昧で、なんとなく始めようとしている
副業は「始める」よりも「続ける」方がずっと難しいです。
だからこそ、「なんのためにやるのか」を自分の言葉で説明できることが、大きな強みになります。
やる前に考えたい3つの視点

40代で副業を始めるなら、「やりたいから」だけではなく、現実的な条件とのバランスも重要です。
以下の3つは、副業を考えるときのチェックポイントになります。
収入よりも「経験」に価値を置けるか?
副業は最初から大きく稼げるとは限りません。
月に数千円〜数万円、でもその中に将来の種があることも多いです。
収入だけにこだわると、続けるモチベーションを失いやすくなります。
特に40代では、「学び直し」や「新しい分野での実践経験」を積むという視点も重要です。
これまでのキャリアに新しい軸を加えることで、将来的な転職や独立にもつながる可能性が出てきます。
とはいえ、副業はボランティアではありません。
時間や労力をかける以上、ある程度の収入が見込める仕組みであることも大切です。
要は、「経験」と「収入」のバランス。
どちらかに偏りすぎず、納得感のあるラインで続けられるかどうかがカギです。
本業に支障を出さない体制を作れるか?
副業はあくまで「本業の延長線上」であるべきです。
どれだけやりがいがあっても、本業に支障が出れば本末転倒。
会社の就業規則に副業の制限がある場合もあります。
体力や集中力が削られて日中のパフォーマンスが落ちてしまうことも。
特に40代は、仕事の責任も重くなっている時期。
無理をして睡眠時間を削ったり、疲れた状態で家族や部下と向き合うようになると、副業そのものがストレスの原因になりかねません。
そのためには、「どこまでの時間・労力を副業に使えるか」を事前に可視化しておくことがポイントです。
たとえば:
平日:移動中や寝る前の30分
週末:午前中の2時間だけ
家族に事前に相談し、応援や理解を得ておく
自分の生活スタイルの中で「無理のない副業枠」をつくっておくことで、本業にも支障を出さず、長く続けられる体制が整ってきます。
家族や健康とのバランスはとれるか?
40代は、家庭でも職場でも責任が重なる年代です。
子どもの進学や親の介護、役職としての立場、チームの管理…。
そんな中で副業を始めると、実は「自分ひとりでは完結しない問題」がいくつも出てきます。
たとえば──
〇作業に集中したいけど、家族から「最近話してくれない」と言われる
〇子どもの習い事の送迎ができなくなって家庭内で摩擦が起きる
〇睡眠時間を削って体調を崩し、本業にも影響が出る
〇土日の副業作業が習慣化し、家族とのレジャーやリフレッシュ時間が減ってしまう
副業は、「空いた時間でやればいい」というほど単純ではありません。
家族の理解や協力があってこそ、無理なく長く続けられるものです。
できれば始める前に、
〇「どれくらいの時間を使う予定なのか」
〇「何のためにやるのか」
を家族と共有しましょう。
副業が単なるお小遣い稼ぎではなく、家計や将来の選択肢にどう貢献するのかを話すことで、協力体制が築きやすくなります。
また、自分の体調管理も立派な“仕事”の一つ。
40代は無理が利きづらくなる年齢です。
短期的ながんばりではなく、中長期で続けられるペース設定を意識しましょう。
迷っているなら「トライアル副業」がおすすめ
いきなり本格的に始めなくてもいいんです。
迷っているなら、「ちょっと試してみる」くらいの気持ちで動いてみるのが一番の解決策です。
たとえば──
〇得意なことをココナラやスキルマーケットに出してみる
〇noteでブログを書いてみる(副収入になることも)
〇写真販売、商品レビュー、動画編集などの軽作業から試す
やってみると、「自分に合うかどうか」「どれだけ時間がかかるか」が見えてきます。
合わなければやめればいい。合いそうなら、次のステップに進めばいいんです。
まとめ:正解は1つじゃない。でも「動いた人」だけが分かる世界がある

副業をやるべきか、やらぬべきか。
この問いに正解はありません。
でも、「やってみてから考える」ことができるのは、動いた人だけです。
迷っているなら、小さく始めてみましょう。
続けられそうなら続けてみる。違うなと思ったら一度やめてもいい。
そうやって、自分に合った形を見つけていけるのが40代の副業です。
副業とは、「自分の人生を自分の手に戻すための選択肢」なのかもしれません。
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45歳からの副業スクールです。
「副業をやろう!」と決断した人にはお勧めです。
お試しは無料ですがいろいろなノウハウを知ることができます。
ただ、勧誘がそこそこしつこいので「副業をやろう!」と決断した人にお勧め。

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