資格試験に落ちたとき、よく言われる言葉があります。
「次はもっと頑張ろう」
「また挑戦すればいい」
励ましのつもりなのは分かります。
ただ、正直に言うと、当時の私はこの言葉にかなり腹が立っていました。
試験に落ちた直後というのは、それまでの努力がすべて否定されたように感じる瞬間でもあります。
その状態で前向きになれる人は、そんなに多くないと思います。
この記事では、私自身の経験から試験に落ちたときにどう考えたかを書いてみたいと思います。
落ちた直後に言われて腹が立った言葉

試験に落ちたあと、周囲からいろいろな言葉をかけられました。
励まそうとしてくれているのは分かるのですが、正直に言うと、当時は腹が立ってしまう言葉もありました。
例えばこの2つです。
もっと頑張ろう
そのときの気持ちは
「いや、今まで相当頑張ったんだけど」
というものでした。
試験勉強をしてきた人なら分かると思いますが、落ちた直後というのは、すでにかなり消耗しています。
その状態で「もっと頑張ろう」と言われると、「これ以上まだ頑張れというのか」と感じてしまいました。
もう一つは
次があるよ
これも励ましなのでしょうが…。
ただ当時は、
「また同じことをやれということか?」
と思ってしまいました。
試験に落ちた直後は、次のことを考える余裕はほとんどありません。
試験に落ちたら一度やめてもいい

私は、試験に落ちたときは無理に続けなくてもいいと思っています。
むしろ、一度完全に離れてしまうのも一つの方法です。
理由は2つあります。
精神的にリフレッシュできる
試験勉強は想像以上に消耗します。
落ちた直後は、かなり疲れている状態です。
一度離れることで、頭をリセットすることができます。
勉強方法が間違っていた可能性がある
試験に落ちたということは、教材や勉強方法が自分に合っていなかった可能性もあります。
一度断ち切ることで、次に挑戦するときにゼロから考え直すことができます。
私は教材を全部捨てました

少し極端に聞こえるかもしれませんが、私は試験に落ちたあと、教材を一度すべて捨てました。
理由は3つあります。
教材があると思い出してしまう
机の上に教材があると、どうしても「やらなければ」と思ってしまいます。
しかし落ちた直後は、むしろ一度完全に忘れた方が回復しやすいこともあります。
その教材が合っていない可能性がある
試験に落ちたということは、教材や勉強方法が合っていなかった可能性もあります。
新しい教材に変えた方が理解が進むこともあります。
試験内容は変わる
間違えて覚えた場合、下手に前の教材の知識があると間違えを正せません。
次年度うっすらした記憶で、ポイントスルーします。
であれば、全てを捨てて一から始めた方がが知識が自然に修正されている場合があります。
また、法律系資格は、法律改正によって内容が変わります。
古い知識がかえって足を引っ張ることもあります。

これが意外と厄介で、去年〇でも今年は×になります。
どこが変わったのか?等を確認したりする時間がもったいないです。
ちなみに私は
・社会保険労務士試験の教材
・TOEIC800点を取ったときの教材
どちらも今は手元にありません。
合格後も含めて、すべて処分しています。
努力しても成績が下がることはある

試験勉強をしていると、「努力すれば成績は上がり続ける」と思いがちです。
しかし実際には、そうならないこともあります。
TOEICで700点台後半から610点まで下がった話
例えばTOEICでは、何度か700点台後半を取っていた時期がありました。
そのため、ある程度安定してきたと思っていたのですが、次の試験で610点という結果が出たことがあります。
結果を見たとき、最初に思ったのは
「何かの間違いではないか?」
ということでした。
手応えもありましたし、それまでの流れからしても信じられなかったからです。
本気で「採点する人が間違えたのではないか」
と思ったほど。
かなり感情が荒れていました。
今振り返ると、完全に私の未熟さですが、英会話スクールの講師に怒鳴ってしまったこともあります。
また、英会話スクールの友人にも「もう英語はやめる」と豪語しました。
それくらい、気持ちが折れるたのです。
社労士試験も一度やめています
ちなみに、社会保険労務士試験もずっと続けていたわけではありません。
試験に落ちたあと、数年間完全に離れていた時期があります。
その間、試験のことはほとんど考えていませんでした。
そして再び勉強を始めたきっかけは、とても現実的な理由でした。
会社を解雇同然で辞めたことです。
当時は、仕事をしながら社労士試験の勉強を続けるのは自分には難しいと感じていました。
そのため、無職になったときに「今なら勉強に集中できるかもしれない」と思い、もう一度勉強を始めました。
つまり、強い決意があったというよりも、状況が変わったことで再挑戦することになったという形です。
合格すると、苦労は意外と薄れる

では、合格したときどう感じるのか。
正直に言うと、あれだけ苦しかった経験も、その瞬間はかなり薄れます。
社会保険労務士試験に合格したときも、まず感じたのは単純な「うれしい」という気持ちでした。
受験している間は
「合格が遅れると価値が下がるのではないか」
と思っていましたが、実際にはそんなことはほとんどありません。
外から見れば、社会保険労務士は社会保険労務士です。
何年かかったかを気にする人はほとんどいません。
TOEICでも同じでした。
周りの人が見ているのは点数よりも
・外国人と普通に話しているか
・英文を理解して説明できるか
といった部分でした。
まとめ:いったん辞めてもいい

試験に落ちた直後は、努力がすべて無駄になったように感じることがあります。
私自身も、英語をやめると言い出したり、周囲に当たってしまったこともありました。
また、社会保険労務士試験も一度数年間完全に離れています。
それでも最終的には、試験には合格しました。
だからこそ思うのですが、試験というのは途中で離れたから終わりになるものではありません。
もし今、試験に落ちてつらい状態なら、無理に前向きにならなくても大丈夫です。
でも実際には、数年後に振り返ると「そんなこともあった」と思えることもあります。
いったん辞めてもいい。
それだけは、経験から言えることです。



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