一般的に以下の条件の人は転職が難しいと言われますが、実際は有利に働くことがあります!
〇40歳以上
〇転職回数は多い
目指す方向や転職の方法を間違えなければ、長くても2か月程度で内定を勝ち取ることが可能です。
この記事は「40歳以上」かつ「転職回数が多い」方が転職を有利に進める方法について書きました。
参考になれば幸いです。
転職回数が多い事は有利か不利か?
転職回数が多いと「不利」とよく言われますが、転職回数が少なすぎても「不利」な場合もあります。
例えば外資やベンチャー企業の場合は、「転職回数が少ない」ことが書類不通過になる事も。
転職回数が「有利」な状況や「不利」な状況を知ることが転職回数の多い人の転職戦略の第一歩です。
転職回数が多いってどの辺から?
年代別で転職回数の多さを図った場合、「一般論では3回」「40代は7回」と言われています。
各種調査で得た、年代別転職回数の平均値、多いと言われる回数をまとめると以下のとおり。
年代 | 平均 | 多いと言われる回数 |
20代 | 1~2回 | 3回 |
30代 | 2~3回 | 5回 |
40代 | 3~4回 | 7回 |
転職回数が多いと不利な側面
転職回数が多い人に対して会社が懸念する点、マイナス印象を持つ理由は大きく3つ、具体的には以下のとおり。
〇1回の就業期間が短いから、経験・スキルが中途半端
〇1回の就業期間が短いから、困難に対しての耐性がない
〇文化的な理由【年功序列・終身雇用が正義なので転職はそもそも「悪」】
文化的な理由は別として、転職が多い事による不利な側面は、その人が仕事力への不安からくるもの。
プロとしての技術・技能、成功の再現性が伝われば大した障害にはなりません。
特に40代は「プロ」であることが求められる年代なので、転職回数のプライオリティは低いです。
転職回数が多いからこそ有利になる側面
転職回数が多いからこそ有利になる側面は、以下のとおり。
〇様々な会社に居ることによる柔軟性・適応力
〇会社毎に異なる仕事・異なる方法と接しているので引き出しが多いであろう期待
実際40歳を超えると転職回数が無い人ほど「不利」と言われています。
1つの会社だけの経験だと適応力や柔軟性が無く、引き出しも少ないと思われがちだからです。
今は、転職回数が多い事で「沢山の経験を持っている」と評価をする会社も少なく在りません。
転職回数が多いからこそ有利になる事も実はあります。
転職回数が多い人が転職をする前に準備するべき事
転職回数が多い人が転職を成功させるには転職活前に準備は必要です。
失敗すると、ほとんど書類が通らなかったり、面接で落とされ続けることが想定されます。
運が悪いと選考が進んだところで後を引くほどのダメージを受けることも。
転職前に確実に押さえておきたい準備をまとめておきます。
大きな意味で転職理由の一貫性を持たせる
外資やベンチャー等は転職回数が多いこと自体に興味はありません。
退職理由を聞くときの目的は以下の2つ
〇その人が退職をする理由を知ることで自社で続けられるかを確認する。
〇何に興味を持ちやすいかを知ることで精力的に活躍頂けるかを確認する。
とはいえ、転職理由がその時々の気分と取られる物や、一貫性のないものだと印象は悪いです。
しかし、退職理由に一貫性があり、興味を伝えられるものであればむしろアピールに繋がります。
退職理由には一貫性を持たせておきましょう。
自分が仕事のプロであることの証明【アピールポイント】を探す
40代を採用する場合、転職回数の多さはあまり大きな問題ではありません。
どちらかと言うと、経験の多さやスキルの高さ、プロフェッショナルの度合いを気にします。
会社の40題に対する興味は、
今まで培ってきた経験やスキルで、今必要としている仕事にどこまで貢献してくれるか。
だからです。
自分のアピールポイントをどれだけまとめて相手に伝えられるようにするかが大切になります。
また、会社の需要は異なるので、とおり一辺倒なアピールではなく、様々な要求に応じる表現の準備が必要です。
応募する会社の業界、スタイル、考え方を確認する
応募をする会社を選びます。
「年功序列」「終身雇用」の文化が根強い会社は無条件で、転職回数の多い人を落とします。
その会社へのアプローチは時間の無駄です。
ベンチャーは様々な会社の寄せ集めの為、転職の多さは「悪」という人が選考を行っている可能性があります。
こういった会社で面接が進むと、2次面接以降で面接官のストレス解消に使われることも。
転職回数への考え方だけではなく、成果の出し方の求め方も会社選びには必要。
アプローチ方法の違いは、成果に大きく響き、入社してから「活躍できない」ということもあり得ます。
応募する会社の業界、スタイル、考え方は転職成功を左右する大きな要素です。
転職が多い人が転職活動ですべき事
準備したものの発揮の場ですが、やり方には注意が必要です。
感情に任せた行動は命取り!ぐっと我慢が必要な場面も多々あります。
具体的にな内容を説明します。
転職エージェントを選ぶ
転職を行う場合、転職ツールは成功をする上で大きな要素です。
40代で転職の多い人は、スキルや経験を重視する会社を応募するのが効率良く活動ができる秘訣。
そのためには、未経験者を多く集める転職サイトより経験者を求めるエージェント経由がお勧めです。
エージェントには特異不得意分野があるので、何も考えず、有名なエージェントへの登録は命取り。
40代の経験者を得意とするエージェントへの登録をしましょう。
☟40代の転職を得意とするエージェントをまとめました。気になる方は参考にご覧ください☟
【書類選考・面接時】成功事例を最大限アピールをする
40代を求める会社は、即戦力を求める為経験・スキルに興味があります。
書類選考・面接双方に共通して言えることですが、どう自分のアピールをするかが勝敗の鍵です。
〇書類選考:できるだけ多くの成功事例を書いておきましょう。数字ができるものは数字を忘れずに!
〇面接:成功した事実の説明ができるようにしておきましょう。書類との整合性もチェック必須!
会社は、成功事例が事実であること、その成功の再現性を確認します。
成功事例のアピールは最大限行いましょう。
【面接時】転職理由の説明に注力しない
転職理由はあまり時間をかけずにさらっと済ませます。
面接の場ではどうしても自分をアピールしたいもの。
転職回数が多いと感覚的に転職を「正当化したい気持ち」が大きくなって、正当化を目指します。
面接官は転職1つ1に興味はなく、場合によっては転職理由の質問もありません。その程度の興味です。
その中で、転職理由に時間をかけられると、言い訳されていると感じます。
正直「がっかり」な気持ちになり、書類を通した時の期待はダダ下がり。
用意した質問もせずに面接を切り上げます。
面接では自分から転職理由は多く語らず、聞かれたらさらっと傾向を伝える程度にとどめましょう。
落ちても気にしない
諸説ありますが、基本的に応募して内定する確率は4.5%~7.5%と言われています。
書類選考通過率 30%~50%
一次面接合格率 30%
二次面接合格率 50%
即戦力としての期待される40代は選考基準が厳しく、書類選考通過率は10%位か、より少ないと思います。
転職活動はそもそも落ちる確率が高いものです。
選考になかなか通らないのは「転職回数が多いから」ではありません。
落ちても引きずらず、前を向いて取り組みましょう。
まとめ
40代で転職回数が多い人が転職を有利にする方法について記事にしました。
転職が多い人は転職に不利と思われ勝ちですが、一定の転職回数のある人の方が有利な場合も実際あります。
有利にするために転職前の準備、転職時のやり方が非常に大切。
転職理由よりもアピールポイントを重視しましょう。
また、選ぶ会社や転職のツールも大切!
一般的な転職サイトや転職エージェントではなく即戦力をターゲットとしたエージェントに登録をしましょう。
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