試験に落ちたとき、「全部の努力がムダだった」と感じてしまうこと、ありますよね。
そんなとき、辞めたい気持ちと、もう一度チャレンジしたい気持ちが入り混じって苦しくなります。
でも大丈夫です。
この気持ちを整理して、再スタートするための方法があります。
この記事では、試験に落ちたショックを乗り越え、気持ちを立て直して次に進むための具体的なステップをご紹介します。
試験に落ちた時、勉強を辞めたい・これ以上無理!という気持ちからの克服
『資格試験に落ちた時どうすればよいか?』と言う質問に対してネットでは様々な回答があります。
資格試験の教育機関に共通しているのは、『即再スタート』と『振り返り』です。
でも、そんなアドバイスを受け入れられる状態でないのが本音!
本気で勉強した時程『受け入れられない』気持ちでいっぱいのはずです。
諦めたくないけど、ダメージがでかくてやる気になれない。
そんな時は、すぐに再スタートするのではなく 「心の回復期間」を持つ ことが大切です。
具体的には、その資格の事は一度忘れてみましょう!
ショックを受け止める:まずは「心の回復期間」をとる

試験に落ちた直後、すぐに再スタートなんて無理…というのが正直なところ。
本気で頑張った人ほど、心が折れそうになります。
だからこそ、無理に前を向かず、「一度忘れる」ことが大切です。
リフレッシュできる:落ちた時の感情をリセットできる
時間に余裕がある:試験までにはまだ月日があります
意欲が自然と戻る:距離を置けば、やる気は湧いてきます
リフレッシュできる
一生懸命勉強をすればするほど、落ちた時は気持ちが沈みます。
今まで使ったテキストを見たくなくなるのは自然な事。
頭の切り替えが出来ない状況で、勉強を再スタートしてもあまり良い事はありません。
勉強効率が極めて悪いです。
だからリフレッシュは非常に大切!
そのために一度テストは忘れましょう。
時間がある
次のテストまで時間はあります。
士業のテストは年に1回、基本情報技術者等も年2回、ファイナンシャルプランナーは年3回。
最短でも4か月、最大1年は間が空きます。
時間に少し余裕はあります。
すでに今までも勉強をしているので知識はあります。
テストから最も遠いこの時期に一定期間勉強を離れても致命的にはなりません。
時間はあります!焦らずに!
意欲が自然と戻る
しばらく勉強していないと勉強する『意欲』が回復します。
回復までは忘れてしまって良いです。
落ちた瞬間、教科書さえ見たくなくなりますが、しばらく離れたら意欲は戻るものです。
今しても、少しトラウマになっているため、勉強の効率は上がりません。
逆に、一旦離れたら「戻らない」場合は、意欲はその程度という事。
一旦離れて、勉強意欲の回復をしてからの方が効率が良いです。

「もう教科書なんて見たくない!」という気持ち、自然な反応です。
まずは自分を責めず、気持ちを整える時間を取りましょう。
今までの書類をすべて捨てる

過去のテキストやノートは、思い出と結びついています。
それがかえって、気持ちの切り替えを邪魔することも。
物理的に視界から消すことで、気持ちを切り替える
新たなスタートを切るための「儀式」にもなる
「もったいない」と思うかもしれませんが、前のやり方で結果が出なかったなら、変化が必要です。
物理的に視界から消すことで、気持ちを切り替える
忘れようと思っても、書類を見ると思い出してしまいます。
リフレッシュなんかできません。
全部捨てる事によって、『落ちた思い出』は忘れられます。
悔しい思いをするので、捨てることですっきりします。

私の場合嫌というほど努力をしたので、合格した時も捨てました。
新たなスタートを切るための「儀式」にもなる
再びスタートする時の準備のため、落ちた環境を一新します。
やり方や教材も一新するという事です。
全て捨ててしまうことに不安を感じるかもしれません。
しかし、今の努力で落ちたのであれば環境や努力を変えることは効果があります。
新しい気持ち、新しい方法で今までとは違う勉強を開始しましょう。
資格試験を再スタートするために行うこと
教科書を一から見直し、「見落としていた箇所」を洗い出す
教材や問題集、勉強方法を思い切って変える
教科書を一から見直し、「見落としていた箇所」を洗い出す

時間は沢山あります。
一から見直したり、教科書を見ながら問題を解いていく作業をまずはしていきます。
今まで勉強してきた自負はあると思います。
だからこそ見落しが生じます。
間違えて憶えてしまった所
正しいという先入観があるので見直さなかった所です。
記憶があいまいになってしまった所
テストが近いのであいまいだけど、そのままじっくり見直さずに放置してしまった所です。
苦手な所
『テストは100点を取らずに良い』と言う理解の元ないがしろにしてしまった所です。
一からやり直すと、今まで気づかなかったことに気づくことが良くあります。
『テスト前だから』と言ってないがしろにした所もじっくりやると新たな発見もあります。
同じく教科書を見ながら問題を解くと、『何故この答えになったのか?』『その背景は?』と言う所まで深堀することができます。
時間はあります!
今一度、見落とした個所や苦手箇所克服のため、基礎固めしたほうが効果的です。
この見直しだけで点数が上がっていることも良くあります。
教材や問題集、勉強方法を思い切って変える

今までの教材を全て捨て、新しい教材を買い再度勉強をスタートすることは有効な手段です。
先ほど言った『別の方法を試してみる』ことが効果的な理由は以下の3つです。
教科書・問題集が合わなかった可能性がある
勉強法を変えた方が良い場合がある
法改正へ対応する
「変えること」が合格への近道になることも多いのです。
新しい教材や学び方にお金がかかるのは事実。
でも、それはあなた自身への前向きな投資です。
もし少しでも「もう一度チャレンジしたい」と思うなら、環境を整えることでぐっと進みやすくなります。
教科書・問題集が合わなかった可能性がある
教科書を変えることで、同じことも異なった側面からのアプローチできます。
勉強法の改定が、気付きを促し良い結果を生みだします。
私も受からなかったテストは教材を変えたら合格した経験があります。
また、問題集をやりつくした場合、本質を理解せず問題の答えのみを憶えてしまうことがあります。
本質の理解まではできなかった場合、少しでも角度を変えられると回答できません。
よって、本質を理解は大切。
そのために、問題のパターンを変えた別の教材が必要です。
勉強法を変えた方が良い場合がある
勉強法を変えることで合格に近づけることは良くあります。
例えば、まとまった時間を作って勉強法をしていた人は、忙しさの為に結局時間を取れず、効果が得られなかったことがあるかもしれません。
その人はスキマ時間を利用して勉強する方法を選んだ方が効率的です。
中には今までの勉強法を変えるのが恐いという人もいるかもしれません。
が、今までの勉強法で落ちたのだから、違う方法は可能性を高めることにつながります。
勉強法を変えてみると新しい発見もあるので試す価値はあります。
法改正など対応のため
国家資格などは、法改正がつきものです。
法改正がされると、今までの正解は不正解になります。
過去の問題集では「間違え」た回答を憶えてしまいます。
法改正の部分を自分で修正するのは効率が悪く、自前なので正確ではありません。
新しい教材は法改正等対応済なので、テスト対策として正しい内容となっています。
余計に金はかかります!家計を考えると厳しいかもしれません!
しかし、貴方の学習効果と合格率をあげるための投資です。
お金はかかってしまいますが、テスト対策として教材・勉強法は一新しましょう。
具体的なお勧め教育機関は別記事にて紹介をしていますので興味がある方は参考にしてください。

「変えること」が合格への近道になることも多いのです。
まとめ

試験に落ちて「悔しいけど忘れられない」、「どうしてよいか分からなくなった」場合は以下を試してみましょう。
- 試験に落ちたら、まずは心を休める
- 試験のことを一度忘れ、気持ちをリセット
- 教材ややり方を見直して、新しい方法で再挑戦
- お金をかけるのは勇気が要るけれど、再スタートには必要な一歩
悔しい思いをした分、次に活かせます。
少しずつ、もう一度動き出していきましょう。
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