という方は参考にしてください。
会社に対しての『逆質問』は会社側にとって候補者の興味を図る大事な指標です。
一方で、候補者としてその会社を判断する材料集めのため、疎かにすると入社後後悔することも!
『逆質問』をどう使うかで転職の優位性を大きく変えることが出来ます。
〇面接の合格率を上げる
〇転職を失敗する可能性を減らす
この記事では面接での逆質問を有効に行うための方法をお伝えします。
会社は面接で何を見る?
相手が何を求めているかが分からないと、対策になりません。
まずは面接官が面接で何を確認したいのかを確認します。
面接は、その人が自分たちの会社にマッチしているかを確認するものです。
技術、経験、知識は書類に書いてあることの水準を確認しますが一方で人物面も確認します。
具体的な内容を紹介すると以下のとおり。
〇志望意欲
〇カルチャーマッチ
〇コミュニケーション力
志望意欲
会社はまず確認したいことは志望意欲です。
志望意欲が少ない人を内定した際のデメリットは以下のとおり。
〇内定辞退があり得る
〇志望していない会社で人はなかなか頑張れない
〇短期間で転職をされてしまうリスクがある
入社をしてもらえない可能性が高く、入社をしてもその人はお荷物にしかならないと会社は考えています。
意欲がない人を採用するデメリットは大きいため会社は入社意欲を手を変え、品を変え確認します。
カルチャーマッチ
カルチャーマッチも会社は確認します。
文化が異なると会社としてのパフォーマンスを著しく損ないます。
〇同じ営業でも売り方が異なれば、KPIに影響する。
〇文化が異なる人は会社に対しての反乱分子になる。
〇短期間での転職のリスクがある。
カルチャーマッチの低い人を採用するリスクは入社後非常に大きくなります。
入社意欲が今現在高くても後々良い結果にはなりません。
カルチャーマッチの確認は非常に大きいです。
コミュニケーション力
コミュニケーション力はスキルの1つではありますが、ポータブルスキルの1つの為、人物面の1つにしました。
専門スキルと異なり非常に目立ちにくいのですが、仕事の成功を左右するのがコミュニケーションスキルです。
〇相手の言いたい事の理解
〇相手に正確に意図を伝える
〇円滑に物事を進める
全てのキーとなるのがコミュニケーション力になるからです。
コミュニケーション力が高ければ、会社にとって大きな利益になります。
逆に低いと、『知識・経験・スキル』『意欲・カルチャーマッチ』が高くても会社にとってマイナス。
本人に誠意もあるし、やる気もある、でも注意しても伝わらないのでかなり厄介です。
入社を許すとかなりマイナスになりますので会社は確認します。
☟『コミュニケーション力がスキル?』と思われた方、詳しい解説は別記事にて用意しております☟
会社の目線で面接で確認する事とその意図を紹介しました。
では、その対策としてとりがちなNGな質問を紹介します。
NGな逆質問
面接でよく目にする、NGな逆質問のご紹介です。
知らず知らずに皆さんやっています。
マイナス評価は確実!場合によっては、1発レッドカードになり得る逆質問です。
ホームページを調べればわかる質問
面接官はまず、『志望意欲』を確認しますが、ホームページに書かれている質問は
ホームページを見ていない=会社に興味がない=志望意欲は0
と言う印象を面接官に与えます。
多くの転職関連ページで『面接前のホームページのチェック』は書かれてる事です。
事前準備が出来ていない非常識な人ともとられます。
一方で、ホームページに書かれている事を深堀した質問は好印象です。
興味の表れととられます。
しかし、全く読んでないと分かる質問は面接での印象を確実に下げます。
処遇・福利・勤務時間
処遇・福利・勤務時間は正直なところ最も興味のある質問ですよね。
しかし、会社からの評価を下げる逆質問になります。
処遇・福利・勤務時間に関する質問=仕事や会社への興味はない=志望意欲がない
と言う評価になります。
仕事は生活の為稼ぐ手段と言う一面もあり、仕事の面白さだけでは会社を選べないのは事実です。
もし面接で高評価の場合、会社はその人への興味喚起の為、自ら処遇などは話し始めます。
自分から聞かず、先方から言わせるように仕向けましょう。
ネットで調べた質問事例に即した質問
インターネットで良くお勧めの逆質問の紹介がありますが、その逆質問にはリスクがあります。
〇どの会社に対しても質問できてしまう一般的な内容の為、会社の興味は示せない
〇他にも同じ質問をしている人がいるので、面接官には印象に残らない
正直、質問が思い浮かばないと、ネットで質問事例を見てしまうものです。
実際、転職エージェントや転職サイトの会社がアドバイスしているので、権威性もあるよう感じます。
しかし、一般的なものが多く、多くの人から同じ質問を受けているので、面接官の印象は『またか…』
中にはその逆質問を受けてうんざりする人もいます。
印象は良くて0、悪くてマイナスとなるため、避けた方が良いです。
ネガティブな書き込みについての質問
これから入る会社には安心して入りたい。
だから、ネガティブな要因は払しょくしたい。
本音を言えばその通りですが、この質問は会社の評価を下げます。
人から人への質問に例えると分かりやすいのですが、
〇書き込みで『いじわる』と書かれていますが、本当ですか?
〇噂で『万引きした』と言われていますが、実際どうなんですか?
といわれたら嫌ですよね。
ネガティブな書き込みについての質問はまさにこの聞かれたら嫌な事なのです。
安心したし気持ちは分かりますが、辞めておいた方が良いです。
自分の評価
自分の評価は気になる所ですが、聞いてはいけません。
聞かれた会社は『この候補者にとってうちの会社は練習台?』と思います。
この質問は会社の志望度を疑われます。
もしそうでなかったとしても、会社は基本的にはその質問の回答ができません。
〇基本的には面接の結果をその場では答えられない。
〇自分のコメントはその会社には正しいけど他社でも通じる評価ではない。
面接官は基本的に候補者に面接の結果をいう事はご法度です。
以下2パターンの例外はありますが、これは特別な場合です。
〇あまりにも良いので、どうしても確保したい場合。
〇あまりにも酷くて、苦言を言わざるを得ない。
基本的に面接官をがっかりさせるか困らせる結果にしかならない逆質問です。
面接官に効果的な逆質問の仕方
面接官の評価を上げる逆質問をするための方法についてです。
正直『この質問をすれば確実に評価が上がる』と言う必殺技は存在しません。
しかし、『自分が入社後失敗しない』の為の質問を考えると結果的に面接官の高評価につながります。
『自分が入社後失敗しない?』
自分が入社後『活躍できるか?』が確認できる質問です。
どんなに処遇が良くても入社後活躍できなければ早期に退職することもあり得るからです。
具体的な考え方について紹介します。
この会社に入って何をするかを想像する
会社に入って何をするかを想像します。
『入社したら…』を前提に会社の事を考えるため質問はより現実的・具体的です。
このやり方で質問を考えると以下のメリットがあります。
〇会社の入社に際して意思決定をしやすい情報を得るための質問ができる。
〇面接官にオリジナルな質問をすることが出来るので、面接官の評価が高くなる。
〇その会社に理解度が高い状態で入社できる。
面接での印象も上がるけど同時に自分の判断や入社後の活躍にも影響のある逆質問をすることが出来ます。
まずは『自分が入ったら…』を想像してみましょう。
エージェントに登録をする
自分一人で考えても、会社の面接官に聞いてよいかはあってみないと分かりません。
だから事前の情報は欲しいですよね。
エージェントに登録し、会社の情報をもらっておくと有利です。
親密度にもよるのですが、人事はエージェントにぼろっと本音を言う事があります。
だから、以下の事で有利に進めることが可能です。
〇面接官に聞くと印象が悪くなること・有利になること等事前に確認が可能
〇本音は聞きたいけど聞いたらいけない事をエージェントを通じて聞くことが可能
エージェントへの登録は選考を有利にするツールとして有効です。
☟お勧めのエージェントは別の記事で用意しました☟
自分の仕事の糧になる学びを得るための質問をする
その面接の合否関係なく、面接の機会を利用するつもりで、自分の学びになる質問をします。
例えば、面接官の考え方等は良いかもしれません。
面接官は、人事またはその部門の人事を任された方々です。
自分の志望する仕事に対しての知見や経験を持った方々の仕事の仕方、考えは今後の参考になります。
そんな質問をすることのメリットは以下のとおり。
〇質問がポジティブで独自性の高いものとなり、面接の印象が上がる。
〇面接が進み、内定となった際、上司・同僚等一緒に働く人との相性が確認できる。
〇落ちたとしても、自分の引き出しを増やせる。
合否や面接官との相性に関わらず、面接で得られる情報は今後の役に立ちます。
結果面接官の印象を上げる効果も期待できるので、『逆質問』を使って仕事の理解を増やしていきましょう。
まとめ
面接の逆質問の仕方について記事にしました。
基本的に面接は、会社が候補者を確認する場です。
面接官は、候補者の入社意思やカルチャーフィット、コミュニケーション力を確認します。
だから、ネガティブな質問や、通り一遍の物、自分の処遇や評価等自社の仕事に直結しないような物は嫌いです。
一方で、会社に入社して『活躍できるか?』を確認する質問は独自性が出てきてポジティブな印象になります。
自分なりの考えをまとめる必要がありますが、より面接を優位に進める為参考にしてみてください。
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