
退職をしたいけど、切り出した時の反応を考えると恐くて言えない。

退職交渉に勝つ自信がない
そんな不安を解消します。
転職先を決めたけど、退職交渉の事を考えて気持ちが沈んでいる方も多いのではないでしょうか?
しかし退職交渉はタイミングと知識、そしてほんの少しの勇気があれば成功します。
この記事では、退職交渉のタイミングと方法、知識と勇気を持つための考え方を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
退職交渉のタイミングと流れ

タイミング
タイミングは決まったらすぐ行ってください。
次の会社に入るまで時間は限られています。
円満退社するためには早く「退職」の承認をもらい、引継ぎと有休の時間を多く取りましょう。
「プロジェクトが終わったら…」と責任感で言ってしまう人がいるかもしれません。
しかし、プロジェクトが終わったら次のプロジェクトの予定が入る可能性が高いです。
会社は次のプロジェクト時にも貴方はいると期待していますので。
なるべく早く言った方が、会社もプロジェクトにアサインしない等の対策ができます。
退職交渉のタイミングは、次の会社が決まってすぐ!

では、改めて退職の流れを!
アポイントを取る
アポイントの相手は上司です。
そして退職の旨話があることを言いましょう。
『ちょっとお話が…』的な感じで進めます。
メールで趣旨をまず連絡して時間をもらうのが一般的です。
私の場合多くの転職の機会で『退職の件』とメールをして、上司の時間をもらいました。
アポイントの相手は上司
退職の旨話があることをメールで伝えるところからスタートします。
上司に退職の意思を話す
上司が否定できない理由を言い、退職日、引継ぎの日程について決めていきましょう。
「否定できない」と言うのがポイントです。
詳細は、後で解説しますが、会社の愛着があることを示したり、会社の欠点を言うと却って上司に言いくるめられてしまう可能性があります。
円満退職のため「ソフト」に言いたいところですが、長引くより会社がスパッと諦められる方が双方にとって時間と労力の無駄になりません。
会社が否定できない理由を告げて、退職日、引継ぎの日を淡々と決めましょう
社内外への報告は、上司と相談の上決める。
上司が良いというまでは報告は報告は控えた方が良いです。
一見誰も知らない風に見えますが、上層部では辞める連絡はできています。
しかし、上司も社員やお客さんを混乱させないように、色々考えた上で発表日を決め、その日まで黙っています。
社内外への報告は「発表してよい」という日までしないように!
会社に突っ込まれない退職の理由

先に記載しましたが、上司に「否定されない」理由が退職勧奨をスムーズに進めるためには必要です。
退職交渉をする際、「認めてもらう確率が高い理由」と「ケースにより認められる理由」を紹介します。
認めてもらう確率が高い理由
病気
病気は、誰もが認める理由です。
基本的に会社はシビアなので、壊れたと思った社員には冷たいです。

それなら休職を取って!
治ったら復帰してくれれば
良いから!
という会社あるかもしれませんが、相当レアです。無理強いはしません。
病気はかなり理由として有効です。
家庭の事情
家庭の事情は非常に通りやすい理由です。
家庭の事情を無視して会社に勤めるよう勧める会社はほぼありません。

具体的に家庭の事情とはどのようなもの?
例えば以下の通りです。
家族の介護や看病のため
家族の都合での引っ越し
家業を継ぐ・または家業の手伝いを一定期間行う
基本的にこれを押して「会社に勤めろ!」というの会社はありません。
次が決まっている
「次の会社が決まりました。」は一見認められなさそうですがかなり有効です。
意志が強いのでいくら止めても無理と会社が理解するからです。
経験上それでも引き留めた会社は8社中1社でした。そのくらいの確率です。
その1社のその言い分は

俺を信じてくれ!
保証はできないが善処する。
そういう人に限って、明日には自分の言っていることを忘れています。
それでも辞めると言ったらあっさりOKが出ました。
「次が決まっている」も有効です。
ケースにより認められる理由
上司が会社の愚痴を言う時、その愚痴を退職理由にする
上司が不平を言っている時はこの内容OKです。
むしろ、上司が辞めることに対して率先して協力をしてくれます。
その会社の人ではなくその時、上司が人として、「逃がしてあげる」気持ちになります。
私も過去その理由で辞めましたが、上司から

次頑張ってね!
ここより悪いところないから
大丈夫!きっとうまくいく!
と言われました。
上司が会社の愚痴を言っているときはチャンスです!
会社が突き付けてきたマイナスの条件を理由にする
給与ダウンや、処遇ダウン等会社が突き付けたマイナス条件を理由にした場合も高確率で退職できます。
会社側は、マイナス条件を突き付けた場合かなり葛藤しますが、「辞めても仕方なし」という覚悟を持ってマイナス条件を突き付けるので、辞めると言っても「そうだよね」となります。
数ある社員を見送ってきた中で、1回だけ、それで引き留めを試みた会社がありましたが、引き止めた人は日本人ではありませんでした。
文化が違う場合、まれに引き留めがあり得ますが、基本的に引き留めはありえません。
会社への貢献度がどうであれ、一度下げてしまうと、その人に対して『申し訳ない』気持ちが生まれるのが『人情』です。
処遇等下げた人からの退職の相談に対して引き留め等反論は基本ありません!
【必見!】退職交渉が難航する理由とその攻略法

退職交渉が難航する理由は以下の通りです。
具体的な内容とその攻略法を紹介します。
法律の理解
法律的理解は以下のとおりです。
退職の意思を表明し会社が受領した場合
労働基準法 自分から辞める時、退職期間に制限はありません。
民法 契約解除は14日の猶予が必要(14日経てば問題なし。)
会社が意思表明を受領しなかった場合
労働基準法 自分の意思表示後後1か月で労働基準法方上は辞められます。
会社が認める、認めないに関わらず辞めることができます。
会社によっては「法律で会社が認めないとダメと言われている」とか「法的手段に訴える」等いうところもありますが、法的には社員の方が強いです。
法律では、退職の意志を表明した社員は必ず辞められることを憶えておきましょう
良心の呵責に悩まされない
自分の人生です。まして会社を辞める選択肢を選んだのですから、「我を通しましょう」
理由は2つです。
そこを気にしていたらできる事も出来なくなります。
残されたメンバーが『困る』かもしれないとなびかないことが大切です。
そう思っていたら辞めることはできません。
会社は貴方が思っている程困らないし、感謝もしません。
1.社員が1名辞めたところで、会社は1名居ないピンチを乗り切れます。これは部長であれアルバイトであれ同じく会社は回ります。
2.できるだけの協力をしたところで、自分には得がありません。有給が削られるけど、会社は感謝をしません。
2.については、「中途半端」と言って、傘にかかって責めてくる可能性すらあります。
できるだけ円満を目指すことは良いのですが、自分を犠牲にしない程度にしましょう。
自分の人生です。自分で辞めると決めた会社です。我を通しましょう。
会社が困ると思い、会社の言うように我を通すと損をするのは自分です。
報復がひどい・恐い
退職を伝えた後の報復(いじめ)がひどかったり、会社が恐い場合もあり得ます。
その場合場合、有給・欠勤等使い、会社に行かないのも手です。
私も相談をよく受けました。
相談の内容は以下の通り。
終わらない仕事を命じられる
何かにつけて責められる
興味本位に根掘り葉掘り聞かれる
いるんですよね。
休みは権利です。仕事が片付かなくても、それはアサインする側の問題です。
それにより給与が減る、手続きを疎かにするなどの問題が発生すれば、労働基準監督署に相談すれば解決します。
何かにつけて責めてきたり、根ほり葉ほり聞いてこられてもそれはハラスメントです。会社が恐ければ、労働基準監督署に駆け込むこともできます。
会社の報復が恐い場合、いっそのこと「会社に行かない」のも手です。
どうしても自分の力では難しい
どうしても自分の力で難しい場合、退職代行会社を使うという手段があります。
退職代行とは代理人が自分の代わりに会社と退職交渉をするサービスです。
企業は往々にして退職の要求はのみます。
しかしあまりにもめちゃくちゃな理由で会社が退職をさせてくれなかったり、特別な条件を突き付けてきたなら、最終手段として代行会社を使うのもありです。
退職代行が必要かな?と思ったときはこちらの記事を参考にしてください。
まとめ

今回は、内定後今いる会社をどう退職するか?について話しました。
会社の側の人間としての本音や、自分が辞める時の経験も交えています。
まずやり方ですが、退職をすると決まれば、早く、上司に理由も加えて話しましょう。
周りへの発表は上司と相談の上やっていきましょう。
引き留めに合って困った場合、法的な知識、良心の呵責に悩まないための会社の本音、報復が恐い場合自分では解決できないと思った場合それぞれ記載しました。
この記事が皆さんの退職について手助けになることを願います。
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