会社に勤めていれば、毎月決まった日に、決まった額の給料が振り込まれる。
これはとても大きな“安心”です。
ただその一方で、こんな不安を感じたことはありませんか?
・「もし会社が倒産したら?」
・「上司の評価一つで、収入が減るかもしれない」
・「リストラされたら、自分に何が残るのか」
多くの人が、会社という“箱”に守られていると同時に、縛られてもいます。
この記事は、その箱にいるリスクから自分を守る術をお伝えします。
収入が一か所=“0”になるリスク

会社に依存しているということは、裏を返せば、その会社からの収入が絶たれた瞬間、「0」になるということ。
副業や投資が注目されるのは、この“0リスク”を回避するためです。
でも、こんな声もよく聞きます。
「株とか投資はリスクが怖い」
「副業って何をすればいいかわからない」
「家族もいて時間が取れない」
その通りです。いきなり何かを始めるのは、確かに怖いしリスクもあります。
投資はリスク:だからリスクを抑えた投資を
40代以降の株投資は若い時と比べ、失うと取り返しがつかないリスクがあります。
具体的な理由は以下の通り。
〇リタイアまでの時間が短くなっている
〇家庭・教育・住宅などの責任が重い→だからリスクをとる余裕はない
〇メンタル的なダメージが大きい→ショックが大きく改善前に「辞める」という発想になります。
だからこそ投資をするならリスクを減らして、貯金よりちょっと利回りが良い程度を目指します。
具体的には以下の通り。
リスクを抑えた分散投資
→ 個別株に集中投資するのではなく、インデックスファンドやETFで広く分散する。
無理のない金額で継続投資(ドルコスト平均法)
→ 相場のタイミングを狙わず、毎月一定額をコツコツと積み立てていく。
「守りながら増やす」意識をもつ
→ 元本割れの可能性が低い資産(債券・現金)と組み合わせ、ポートフォリオ全体のリスクを調整する。
暴落時の「心の準備」をしておく
→ 株価の下落は必ず起こるものとして受け入れ、感情的な売買を避ける。
「投資をする道」を選べば一般的にはこのような対策が必要です。
しかし、投資は自分でコントロールできない部分も多く、注意を払ってもマイナスになる可能性も!
だからこそ、別のことを”今”やるべき事として考えることをお勧めします。
“今”やるべきは…自力でできる小さな収入の芽を育てること
いきなり大きく稼ごうとしなくていい。
大事なのは、自力でできる「収入の小さな芽を、いくつか育てておくこと」。
今すぐ生活を支える必要はなくても、いざというとき、小さくても収入がある状態を作っておくことで、“0”は避けられます。
【提案】「小さく始めて、育てる

40代からでも始められる、“低リスク”な収入の芽とは?
いわゆる”副業”です。
一般的には以下が言われています。
スキルの棚卸しと発信(ブログ・SNS・noteなど)
知識を売る(ココナラ・ストアカ)
メルカリなどの不用品販売
週末の短時間バイトや在宅ワーク
資格を活かした副業(FP、簿記、語学など)
でもこう思いませんか?
「正直、どれが自分に合うのか分からない」
「本当にそんな時間あるかな…?」
これ、とても自然な感覚です。
実際、最初から“自分に合うもの”がわかっている人はほとんどいません。
だからこそ、「小さく試して、育てていく」考え方が大切なんです。
小さく始めて、育てる 〜“今の自分”に合う一歩の見つけ方〜

【ステップ1】“自分の今”を棚卸しする
まずは、こんな視点で自分を見つめ直してみましょう。
- これまでの仕事で「よくやってきたこと」は?
- 人に「ありがとう」と言われた経験は?
- 休日やスキマ時間に「ついやってしまうこと」は?
一般的によくお勧めされていることですが、たとえば…
できること/興味あること | 小さな副業のタネ |
---|---|
パソコン作業が苦じゃない | データ入力、文章作成、ライター |
誰かの相談に乗るのが得意 | ココナラでのアドバイス販売 |
モノを整理するのが好き | メルカリ・ヤフオクで不用品販売 |
料理が好き | レシピ投稿、料理代行、note記事 |
お金に詳しい | 家計相談、FP勉強して資格を取る |
大切なのは、「うまくやれるか」よりも、「やってみて気が重くないかどうか」です。
【ステップ2】「1日15分」でできることを探す
時間がない…これも副業に踏み出せない理由の一つ。
でも、最初から「週に10時間」とか「土日を潰す」ような大きなことはしなくて大丈夫。
1日15分だけ”と決めて、小さく始めてみる。
よく言われている具体例を挙げると
- 朝の出勤前に5分ブログの下書きを書く
- お昼休みにスマホでメルカリ出品1件だけ
- 夜寝る前に自分の得意をノートに書き出す
大事なのは、「行動のハードルを下げる」こと。
習慣化すれば、少しずつ時間も気持ちも整ってきます。
【ステップ3】合わないものは、やめてOK
試してみたら「なんか違うな」と思うこと、当然あります。
でもそれは「失敗」ではありません。
むしろ、「自分に合わないことが一つ減った」という“前進”です。
40代からの副業は、「選ぶこと」より「絞っていくこと」が重要。
焦らず、続けられるものを探していきましょう。
【まとめ】依存から準備へ

会社の収入が「安心」であるのは事実です。
でも、その安心に全てを預けてしまうのは、少し危険。
40代は、キャリアの後半戦に向けて「自分の人生の舵を握る」時期です。
ただし、今まで経験のないことに足を踏み出す行為、不安だし不慣れなことも。
だから、
- いきなり独立しなくていい
- いきなり稼がなくていい
というマインドで、少しずつ自力で稼げることを進めていきましょう。
でも、「0にしない準備」だけは、今から始めておきませんか?
なお、私も副業をスクールに通うところからスタートしました。
次回以降の記事でその体験談をご紹介します。
コメント