【50代転職】文化の変化を認めれば、転職は難しくない!

50代~転職

50代の転職は「無理」とか「厳しい」とか言われているけど、実際はどうなのだろう?転職に可能性があるとして、どのように活動すれば良いのだろう?

そんな疑問にお答えします。

年功序列や終身雇用の時代は転職は「悪」だったので転職の機会は多くありませんでした。

しかし、現在転職の機会は増え、経験あるシニアを求める企業が増えました。

「過去転職は35歳まで」と言われてきましたが、今や50代の転職も普通です。

ただし、そのために知っておくべき変化もあります。

この記事では50代の転職は決してムリゲーではないこと、知っておくべき変化についてお話しします。

T.K.

11社で23年の採用経験!
10回の転職経験の中には以下の失敗もあり
〇転職に失敗して年収ダウン
〇転職後1年以内の転職
しかし日系企業人事部長から外資のHR Directorに転身!
転身の要因は
〇苦手な英語を克服
〇専門性を追求
そんな40代の失敗と成功の経験からの転職ブログ

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統計からみる50代転職の成功率

厚生労働省の「雇用動向調査」を見ると以下の結果になっています。

【令和3年上半期男性】

年齢40~4445~4950~5455~59
離職率7.45.05.57.9
入職率6.06.45.16.0
入職/離職81%78%93%76%

【令和3年上半期女性】

年齢40~4445~4950~5455~59
離職率11.111.110.29.1
入職率10.610.910.07.8
入職/離職95%98%98%86%

統計上の数字なので細かく調べたら様々あるかもしれませんが、男女共に離職率と入職率がそれほど差がありません

つまり悲観するほど、転職が難しく狭き門ではありません。

【知らないと損をする】会社は貴方の「ウリ」を知りたい

「年功序列」「終身雇用」の文化は崩れ50代でも転職ができる時代になりました。

文化の変化は、転職ができるようになっただけではありません。

その変化に適応できないと転職に失敗することもあります。

ここでは、文化の変化の1つである、「ウリ」をアピールする文化を解説します。

『会社はベテランの力を貸してほしい』だからできる事のアピールが必要!

中途採用では今会社に足りていない機能を求めます。

私は●●ができるので、貴社の●●の部分活躍できます」という姿勢が会社から喜ばれます。

今までの文化で良しとされていた「雇って頂ければ何でもします!」的な姿勢は通用しません。

今まで過ごしてきた会社の文化と逆になりますが、自分の良いところのアピールるする姿勢が必要になります。

会社はベテランを『経験を用いて助けてくれる人』と期待している

今は起業がしやすい時代!

若い人や経験の少ない人も会社を立ち上げるようになりました。

会社が一定の大きさになると、足りない所が明るみになります。

それを補うためには経験者の知恵とノウハウを必要

知恵と経験のあるベテランに助けてもらおう!』と思って経験者を募集します。

だから会社が面接で聞きたいポイントは「何ができるのか?」「何を教えてくれるのか?」

謙虚な姿勢だけでは魅力はありません。

専門職も大切、〇〇長である事だけが「ウリ」ではない!

今の時代、欲しい能力も多様化しています。

管理する能力も求められていますが、スペシャリスト等企業が欲しい能力は様々です。

超専門的な知識だったり、火消しをした事例だったりと管理職ではない経験も「ウリ」になります!

長年培った経験、知識をしっかり語れるようにしていきましょう。

失敗しないために捨てるべき考え

文化の変化には、私たちが最も大切な事として学んだことと180度違う事もあります。

この変化を受け入れないと確実に会社の面接ではマイナス効果。

ここでは、絶対変えて欲しい変化について案内します。

年功序列・年齢序列の考え方

企業は人が如何に会社に貢献できるかを重要視します。

決して年齢や社員歴ではありません。

過去大量生産をしていた時代は、同じ作業の熟練度、コネクション等長くいるほど有利な環境でした。

今はIT技術が日に日に様変わりし、営業はネット上でアピールする形もあります。

効率的な物の売り方、売れる商品の発想はむしろ大学生のほうが上かもしれません。

人生経験、社会人歴は関係ありません。

年功序列・年齢序列の考え方は捨てるべき考えです。

『私なんて』という謙虚な姿勢

今までの会社は謙虚な姿勢が美徳でした。

自分の達成をアピールすると怒られて、逆に自分のミスを最大限反省すると褒められる、、、

そんな文化でした。

今の若い組織は特にですが、「私はこれができます。やらせてください」的な姿勢が喜ばれます。

過去美徳だった謙虚な姿勢は、「やる気ないなあ」という印象を与えてしまいます。

よって、謙虚な姿勢を捨てましょう!

『残り10年を乗り切る』という発想

60歳で定年、65歳まで再雇用。しかし人生100年時代!

50歳は60歳までの後10年ではなく、70歳までの20年、職業人を続けないといけません。

「後10年乗り切る」と言う発想は捨てましょう!

一方で会社が欲しいのは皆さんの知識と経験。

長年培った知識と経験で長く御社の助けになりましょう!」と言う前向きな姿勢は魅力的です。

「後10年乗り切る」ではなく、これから20年、「何かやってやろう!」という姿勢が大切。

そんな人を会社は求めます。

今後の職業人人生を輝かせるためやるべきこと

自己分析(今からスタートです:ゴールは60歳ではない)

入社できればどんな会社でも良い」という発想ではだめ!

輝く職業人人生のため、自分に合った会社を目指しましょう!

まずは「自分に何ができるのか」「自分は何をしたいのか」の棚卸をしてください。

「自分になにができるのか?」は自分の経験と向き合い、自分の達成してきたこと、経験で得たものを確認します。

「自分は何をしたいのか?」は、営業、人事等の職種だけではありません。

大事にしている価値観や、どんなことがあってもこれだけは捨てられない自己概念」の確認が必用。

自分の価値観に合わない仕事は辛いし、要領を得ない!

苦労する割に成果が出にくいです。

自分の特性を確認し、特性にあった会社を探すことが大切です。

まずは自分が何をしたいのか?どんな人間かを確認する事から始めましょう!

会社で何を自分がするかを事前に考える

『入社したら会社で何をして活躍をしたいのか?』は非常に大切な要素になります。

「雇ってもらえれば何でもします」という姿勢で臨むと面接は落ちます。

この姿勢で臨むと

会社にアピールが出来ない。

会社に質問が出来ない。

万が一複数合格をしても、会社選びの基準が分からずには失敗します。

会社で自分が何をするのか?したいのか?想像して会社選びにをしましょう。

資格を取るなら全体感からの逆算で

転職のために資格を取り始める人がいます。

資格に挑戦する姿勢は素晴らしい事です。

しかし、やみくもに資格を取ることはあまり意味がありません。

目的を考えないと、仕事に関係のない資格や、資格の使い方を誤ります。

資格選びを間違えるとアピールにならない資格や、仕事に合わない資格を勉強することに!

アピールをしたつもりが「なんでその資格?」と疑問視され、最悪マイナス評価につながります。

資格を取る際は、全体像を確認したうえで逆算式に取る工夫をしてください。

まとめ

この記事では、50代の転職は難しくないことについて書きました。

実際文化は変わり50代の需要はあります!

しかし、知らないと損をする環境の変化も存在します。

「自分がどう貢献するか?という考え」「企業はベテランに経験スキルを求める」「●●長でなくても求められる」ようにに変わりました。

「年功序列・年齢序列」、「過度に謙虚な姿勢」、「定年まで乗り切る」という発想は企業からは好まれません。

転職後輝かせるためには、自己分析をして『自分のしたい事』、『できる事』を見つける。

「企業で自分が何をするかを想像して会社を選ぶ」、「資格を取るなら全体像を確認して選ぶこと」が必要になります。

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