50代転職は厳しくない!困難にする要因と成功に導くコツ

50代~転職

50代で転職は困難である。

と一般的に言われていますが、実際に50代の転職は絶望的なほど困難ではありません。

正しい転職の努力をすれば、転職はいくらでも可能です。

この記事では、50代の転職の実情、50代の転職を難しくする要因転職を成功させる為の対策をご紹介します。

50代で転職をしようか悩んでいる方参考にしてください。

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転職の実情~50代の転職成功率は低くない

転職の実情をご紹介します。

転職は難しいものですが、絶望するほど厳しいものではない事を数字を基にご確認いただければと思います。

前提として転職をすることは難しい

諸説あるのですが、一般的に採用については以下の事が言われています。

書類選考通過率…30%~50%

一次面接通過率…30%

二次面接通過率…50%

※エージェントによっては、書類選考通過率が10%前後という所もあります。

計算すると、応募した人が二次面接まで通過する確率は「4.5%~7.5%

10回~20回応募して1社合格するくらいの確率、という事です。

勿論、コネクションが有って1社だけと言う人や、運よく1回目で10~20分の1の確率が来る人もいるでしょう。

しかし、大前提として転職は誰にとっても難しいものです。

データで見る50代の転職率

令和4年 雇用動向調査における転職入職率の結果は以下のとおり。

20~24歳25~29歳30~34歳35~39歳40~45歳45~49歳50~54歳55~59歳
男性14.715.39.57.75.75.45.15.7
女性14.714.11410.79.610.09.67.3
単位(%)

転職入職率は「社員の内転職入職者の割合」を差したものです。

確かに20代と比べると格段に少ないですが、40代以降は一律になっています。

40代以降は「年功序列」「終身雇用」が常識の時代だったので、そもそも転職が少ないという事もあると思いますが、難易度で言うと、40歳を過ぎたら同じくらいの転職難易度であるという事です。

「20代と比べて差がありません!」とは言えませんが、悲観するほど低い数字でもありません。

50代の転職を困難にしている要因

言うほど難しいものではない転職を難しくしている要因をご紹介します。

ここでは、不必要な困難を自ら招いている要因になるため、理解をするだけで転職の難易度は下がります。

文化の変化

過去と現在では文化が異なります。

だから、私たちが常識として学んだけれど今は通用しない物、逆に受け入れないといけないものが複数あります。

一例を挙げると以下のとおり。

今は通用しないもの

〇年齢が上の方が上と言う文化

〇謙遜の文化・自己犠牲の考え方

〇手書きを価値とする考え方

受け入れないといけない物

〇年下の上司・経営者

〇ジョブ型の考え方

〇IT リテラシー

年下の経営者・上司を受け入れる事が必要

そもそも50代になっている方は労働人口の年齢上位です。

自分より年下の上司や経営者であることは多いです。

だから、年齢にこだわると、どうしても自分より年下に使われることに抵抗を憶える方もいらっしゃると思います。

「自分が若き経営者」に経験と知識を提供する。

と考えて行動をすることが必要です。

プロとしての自信を持つことが必要・時には自分本位であることが大切

最近は会社に対しての忠誠よりもプロである事に価値があります。

「会社の為に何でもします!」と言う姿勢より「私は〇〇ができます」と言う姿勢を会社は好みます。

だから、面接の場では謙遜もあまり評価はされません。

自分の経験やスキルを前面に出してください。

決して「自分は何も出来ない」的な発言は言わぬよう!

履歴書は手書きではなくPCで書くことが必要

履歴書、職務経歴書を手書きで書くことは評価されません。

過去「字には人格が現れる」として手書きを要求する会社がありました。

その時代は手書きであることが価値でした。

、手書きの履歴書や職務経歴書をみると、「IT が弱い人」「時代についていけない人」と言う目で見られます。

写真ですら駅にある証明写真のボックスではデータで写真が送られる時代です。

履歴書、職務経歴書はパソコン上で作成・管理しましょう。

しなくても良い妥協

転職に失敗する方の特徴としてしなくて良い妥協があります。

部長職や課長をされていた人が、妥協して一般職を目指す場合がそれです。

「部下の仕事」「職位の低い人の仕事」にレベルを下げることで合格率が上がると思ってのことと思います。

実際は逆効果!

合格率が下がり、もし入社出来ても使えない人と言われる可能性があります。

会社は募集している仕事で一番成果が出せる人を雇いたいものです。

もし、監督職をしていた方が一般職を目指すと以下の弊害があります。

一般職にはその仕事のノウハウや熟練があります。

引退してブランクがる人は忘れている事、鈍っていることが多く、現役に負けます。

時代と共にやり方が変わっているので最悪その仕事の新人スタートになります。

だから、「部下の仕事だから」とか「職位の低い仕事だから」と言う理由での妥協は不要です。

むしろ、今現役で行っている職位で転職活動をした方が合格率は高く、入社後の活躍も期待できます。

下手な妥協はせず、仕事の責任や待遇が近い仕事を目指しましょう

50代の転職を勝ちに導くコツ

50代の転職の際、気を付けないとマイナスになる事について先ほど記載しました。

今度は、転職の際、やることによってプラスになる事について2つ紹介します。

自己分析を行い、アピールをする所、引くところを理解する

転職に勝つために、まずは自己分析を行います。

自己分析をする理由は大きく3つ

自分の「ウリ」を見つける

〇自分の引くところを理解する

〇自分を最大限アピールする

自分の「ウリ」を見つける必要性は以下の2つ

自分がどのようか会社、どのようなポジションを目指すかを理解する

「ターゲットを定める為」自己分析を行います。

〇自分ができる事を確認し、自分を求めるポジションを見つけます。

〇自分の譲れない概念を確認し、自分が長く働ける社風を見つけます。

自分を求めるポジションでなければどんな妥協をしてもうまくいきません。

逆に、自分を求めるポジションならちょっと攻めてもうまくいく可能性が高くなります。

自分の譲れない概念の確認なしに会社に入ってしまうと、文化を受け入れられず長くは居られません。

自分の概念も、文化が合う会社に行くと、「ヒューマンスキル」として「ウリ」につながります。

自分の引くところを理解する

自分の理想ばかりを追っても良い会社は見つかりません。

損をしない限りの妥協点を見つけることが必要です。

「部長を目指したいけど、自分の知識・経験を活かせるのは専門家だから、管理職は二の次にしよう。」

と言う感じです。

組織図上では今までより名前の位置が下がるかもしれませんが、自分のウリにあう仕事の方がストレスは下がり長続きします。

自分を最大限アピールする

自分に合った会社を見つけても、自分をアピールできなければ、面接は通りません。

面接はアピールの場なので「ウリ」のアピールが出来ないと致命傷!

だからこそ、「ウリ」を知る事は何よりも大切なことになります。

自分のウリをうまく見つけられない人もいますが、その時は、誰かの手を借りてでも自分を確認する必要です。

50代の人にそんな相談乗ってくれる場所あるの?と思うかもしれませんが、実際にあります。

ライフシフトラボ

広告になってしまいますが、45歳以上の方を対象とした、転職スクールになります。

自分の方向性を見つけたい方はぜひ参考にしてみてください。

自分に合ったエージェントを探す

転職のツールは様々あります。

代表的なものは、転職サイトと転職エージェントですが、お勧めは転職エージェントです。

転職サイトは若手・未経験向けの案件がほとんどの為、50代の方にマッチする案件はほとんどありません。

何度も応募をして書類選考で落とされると自信の喪失にもつながります。

一方で転職エージェントはその人に合った求人の紹介をしてくれるので効率は良いです。

ただし、転職エージェントは様々な得意分野が存在します。

ある転職エージェントは専門職専門、あるエージェントは若手未経験専門等。

よって、転職エージェントは自分の「ウリ」に合致したところを選びます。

と言っても、数ある中で50代の方に合った転職エージェントを探すのは至難の業です。

50代の方にお勧めの転職エージェントのお勧めについては別記事に纏めました。

興味がある方はご確認ください。

まとめ

50代の転職は実際に難しくはない事について記事にしました。

50代の新記入者率は20代・30代と比べれば少ないですが、40代になってからは同じくらいの率で推移しています。

40代は転職をしやすくなっている事を考えると、50代の転職は絶望するほど少なくはありません。

ただし、転職そのものは難しいものなので、困難にしている事を取り除き、すべき事は行う必要があります。

困難にしている事は、「文化の変化」「しなくても良い妥協」

すべきことは「自分の売りを見つける事」「正しい転職エージェントを見つける事」

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